映画レビュー 17作目 スタンド・バイ・ミー

今回は、先日、テレビ東京の深夜に放送されていた1986年公開のスタンド・バイ・ミーをレビュー
する。

物語は、作家となったゴードンの友人だった
クリストファーが、レストランで刺されて亡くなった記事を目にする。
そこから、1959年の夏の記憶がよみがえる。
その年の夏、彼らは、テディ、バーンとよく遊んでいた。
ある日、バーンの兄から、死体の話を聞き、死体探しを行って、見つけて有名人になろうという計画を思いつく。
そして、彼らの死体探しの旅が始まると言った物語である。

この作品の主な見どころは、4つある。

1つ目は、彼らの友情旅である。
彼らの姿を見ていると、どこか自分もこのような仲の良い友人がいたな、でもしばらく連絡をとっていないな、元気にしているのだろうか?
と言った気持ちにものすごくなる。
国や時代は違うけれど、友情はいつの時代、国でも変わらない事を証明してくれる。

2つ目は、不良グループである。
ドラマシリーズ24でお馴染みのキーファー・サザー
ランド演じる不良グループは、郵便受けを壊したり、大切な帽子を取ったりと本当に悪のことしか行わない。このような悪を見ていると、
本当に当時このような不良がたくさんいたのだろうか?このような人に、私は会わなくてよかったと
心から思うことができる。

3つ目は、音楽である。
この映画では、コーデッツ、ジェリー・リー・ルイスなど当時のヒット曲がオリジナルバージョンで聴くことができる。
このオリジナル音楽があるからこそ、視聴者は、舞台である当時のアメリカの様子に浸ることができる。
そして、表題曲のスタンド・バイ・ミーをあのシーンに持ってくるのも最高だと思う。

4つ目は、線路を渡るシーンである。
彼らは、少しでも死体に近づけるよう、線路を渡って近道をするシーンが多く見られる。
当時の人達は、実際に線路を渡っても大丈夫だったのだろうか?
実際に、このような方法で近道をする人は多かったのだろうか?
と映画を見ながら思ってしまった。

一方で、残念だなと思ってしまったシーンは
1つある。
それは、ゴードンが語るパイ大食い選手権のシーンだ。
ゴードンの物語の才能は、すごいと思うが、
そのシーンのオチを実際に視聴者に見せるのはどうかと思う。
見ていて、少し不快に思ってしまった。

このシーンが無ければ、満点の5つだが、残念ながら、星4.5とする。
ただ、大名作映画だと個人的には思う。

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