開業までの物件探し
「なんで蓮根なの?」パン屋を開業して今に至るまで何百回聞かれたかわからない。
これはオープン前の話 物件さがしの話①
何百回聞かれたかわからない。。
私達夫婦も
「そんなに?」
って思うほど聞かれる。
3年目の今でも言われます。
理由は色々あります。
世間的にみて正解だったかはわからないけれど
主観的には正解だったと思うし、コンセプト通りだし、なにせ蓮根のお客様の人柄が驚く程いい人ばかりなので本当にここでよかったと思います。
でも皆独立開業の物件を探すって
1番難しいところじゃないですか??
私は流れを感じる事が大切なのかなと
振り返ると思います。
私達夫婦の出会いは2012年
前職場で出会って付き合うようになって
すぐにひとつ目の物件が現れました
それは今の物件の近くの西台のパン屋の居抜き物件。
すぐに2人で内覧しにいきました。
お客様もついている
閉店の理由は移転
オーナーもしっかりした方
とてもいい物件でした。
しかし機材などは全て持っていくという事だったのでほぼスケルトン渡し。
資金面で足りないかもしれないなぁ。
その頃主人と私は社員になり主人はパンのコンテストでも賞を取り
もう少しここで責任を全うしないとな。
と思うところがあり
やめておこうか。
と諦めました。
その後も居抜き物件をメインに物件を見に行きました。
そのうちに
主人の故郷である島根県で自宅兼店舗でやりたいね。
という思いが募りはじめ島根での物件&土地探しを始めます。
年に一度しか行けない事もあり
色々と大変でした
地方は東京のように空き物件がなかなかない為自宅兼店舗が有力になりました
ローンを組む為に島根で働かなくてはいけない。。。
いや、それはできない!
それを住宅メーカーの方に相談して、東京で自宅兼店舗を建てた知人に色々と教えてもらい
それを伝えると
「やってみましょう!多分できますよ」
といわれ東京にもどり、ローンを組める金融機関を探し、親が子供と二世帯の家に住む為の家を建てる名目でと、、、
色々と確認する作業が山ほどあります
住宅メーカーと連絡をとり
島根の金融機関をしらべ、、、
島根の食品卸しの業者さんを調べ、、
色々とやる事がありました。
一年が経ち、再び島根へ
テンションが上がってる私達
「あ、そうですか」
むむむ?
住宅メーカーさんのテンションが突然低い。
まぁ気にせず向かおう。。
島根に到着後すぐに住宅メーカーへ。
そこで告げられました。
「できません。」
はい???
なんですかね突然。
去年住宅メーカーさんもいくつかあたりました。
でも断られ、断られ、
でもこちらだけがなんとかすると、、、
話をまとめると
つまり
ローンを組む色々な方法はとれません。
田舎は噂がすぐ広がるから、結果両親が住んでいない事になると監査がはいって、、、
そのくらいの情報は1年間の間にそれをしらべてゆーとけよ。
わかっとるがなそのくらい
と。
色々と出来ない可能性はあるのは仕方ない。
でもこっちが色々と調べて
色々と説明して
質問して
「大丈夫です」ってテキトーな返事だったんかいな?
なりました。
東京から来てて申し訳ないとかはないんですよ。
閉鎖的なんです。
そちらが島根に勝手に来られてってスタンス
住宅メーカーを後にする時の担当の方のめんどくさそうな顔と態度。
忘れられません。
地方を馬鹿にするわけではないですが
地方と東京はビジネスの感覚は全く違います。
島根での開業は一旦取り消し。
モヤモヤでしたが
今思うとラッキーの始まりでした。
流れに逆らわない。
島根が無理だったら東京。
東京でしょ
やっぱ。
的な。
つづく
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