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津波フラッグについて

https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/tsunami_bosai/tsunami_bosai_p2.html

気象庁ウェブサイトから

津波フラッグ」は大津波警報、津波警報、津波注意報が発表されたことをお知らせする旗です。
令和2年6月から海水浴場などで津波フラッグによる避難呼びかけが行われているようです。
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/tsunami_bosai/img/tsunamiflag_map.png

https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/tsunami_bosai/img/tsunamiflag_s.png

津波フラッグ 気象庁ウェブサイトから引用

津波フラッグは、長方形を四分割した赤と白の格子模様のデザインです。

国際信号の「U」旗と同じデザインです。津波フラッグにU旗が選ばれたのは、国際信号旗の意味合いを考慮したことであると気象庁のウェブサイトに掲載されていました。

国際信号旗

洋上で船舶がこのU旗を掲げていたら、その意味は
「あなたは危険に向かっている」(You are running into danger)です。

映画「コクリコ坂から」で主人公の小松崎海さんが毎朝掲げていた旗はこの
U旗にW旗を加えた「UW」旗。

UWの国際信号の意味は
ご安航を祈る! I wish you a pleasent voyage. です。

南海トラフ地震の発生や、千葉県沖での海溝型地震の発生が危惧されています。
津波警報が出た時、この旗を見かけたら急いで高いところに避難してください。
旗を見る前に、TV、ラジオ、スマホ、防災無線などで警報が伝えられることでしょう。
ただ、聴覚に障害がある方は、音声で警報を伝えても気付くのが遅れることがあるかもしれませんので、視覚に訴えるこの旗による警報は今後も広がっていくことでしょう。
また、海水浴場を有する408市町村で津波フラッグを導入しているのは6割強の249市町村とのことでした。

最後に、余談ですが・・・・上の図にある、B旗(赤色い旗)は危険物を荷役しているときに、Q旗(黄色の旗)は外国から帰ってきて検疫を受けたい時に船のマストに掲げます。
P旗はクルーズ旅客船などが出港前にお客さんに船に戻るようにという合図です。
これを機に旗の意味に興味を持っていただければ嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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