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少し答えにくい三者面談の質問

最近また学校や塾で三者面談をする時期になった。

私には高校生と中学生の子供がいるが、その二人の面談でよく聞かれる質問がある。

そして私はその質問にとても答えにくいのだ。
それは

「お母さん、お子さんは大学に行ってほしいですか?」

というもの。

初めてそう聞かれたときはびっくりした。

行ってほしい?って…う~ん。
親が行ってと言って行く場所じゃないしなぁ。
自分の人生に必要なら行ったらいいと思うけど…

そう思った。

おそらく先生は親御さんの希望として聞いてくれたんだと思うんだけど、子供がいる前だったし、「行ってほしいです」や「行かないでほしい」とかは言いにくい。下の子は特に期待にそえようとする性格だったから。

でも、結構どの先生もこの質問をよくするのでいつも答えに困る。

その質問に対し素直に思うことは……

日本では、一般の会社に入ったりすると高卒、高専卒、短大卒、大学卒と分けられて生涯稼げる額に差が出てくるから出来るだけ学歴は高くという事だろうか。

古い時代はそんなイメージがあるが、今もまだ根強く残っているのは少し悲しい。

大学に行くかどうかは、やはりその子が何をしたいかによると思う。

若いうちからもうピンポイントでなりたい職業が決まっているなら、例えば刀鍛冶職人になりたければ、大学に行くより弟子入りした方がいいし、声優になりたければ声優の専門学校や劇団に所属した方がいい。

学問するのがとにかく好きだったり、まだなりたいものがぼんやりしているなら、大学に入って何をするのか探せばいいのではないかと思う。

けど、4年制大学を出たという肩書だけ欲しくて、その4年間授業もろくに出ずに親のお金を使って遊びまくるなら、我が子であっても働いたとき「お金返して」と言いたい。

自分で考えて、何をするのか決めてほしい。
私の希望よりまずどうするか考えて、行動して、その結果に責任を持てるようになっていって欲しい。

親が言うから大学行ったけど、時間の無駄だったー!ってならない様に。

だから私は最近こう答えるようにしてる。

「大学は行く必要があるなら行ってほしいです。
行く行かないのメリット、デメリットを自分で考えて判断してほしいですね。
相談はいくらでも乗るのでね。」

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