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脳内短編小説集

こんにちは
かもしれです

脳内短編小説集と題して、
勝手に頭の整理をさせていただきます

「優しさ」

[父親と彼氏は似るものという話は聞いたことあるだろうか?
私は度々、耳にしてはあまり気にしていなかった

が、最近、その迷信が本当かもと思い込む出来事があった]

某所、建築家の展示会ツアー終わりのこと
彼氏と展示会場をあとにして、併設されたショップへと向かった

すぐさま目に入ったのは、建築家のサイン入りの新刊

目に留まった瞬間に手にとり、
気づいた時にはパラパラとめくっていた

裏表紙を見た

本の値段にギョッとして
そっと元の場所に戻してしまった

(彼氏)  「買うの?」
(かもしれ)「うーん、どうしよっかな」

本当は喉から手が出るほど欲しかった
しかし、金欠学生にとって優先順位を考えた時には切り捨てるしかないと考えていた

(彼氏)「共有の本にする?折半するのアリじゃない?」
(かもしれ)「大いにアリです」
私は即答した

そうして念願のサイン本を共有のクレカで買うことになった

嬉しくて、休憩がてらに寄ったカフェで思わず袋から出した
「かもしれが持ってなよ」
「え、でも、私、積み本あるから渡すの時間かかっちゃうよ」
「いいよ、とりあえず持ってなよ」

帰宅後、ふとこんなことを考えた

本いつ渡そうかな
すぐじゃ無くてもいいって言ったよな

彼氏は本当にこの本が読みたかったのだろうか?
本当は私が渋っていたのを見かねて半分出してくれたのだろうか?

真意はわからないが
言葉に出さない彼の優しさに
改めてこの人で良かったと思った

「引きこもりなoffの日」


私の生活には、学校の日、休日という明確な区分があまりない

休日であってもやる事に追われているし、人と会うだけも体力が削がれる

だから、私にとってのOFFの日は「人から離れる日」

好きな時間に寝て、好きな時にご飯を食べる、YouTube や本を楽しみながら家族以外の人に会わずに過ごす

人と会うことはとっても楽しい
新しい目線や知見が広がったり、
面白いことを共有する時間は格別

その場にいる人たちを人間観察することも
時たまやっている

人と接することが嫌な訳でも
興味がない訳でもない
ただ、帰った後にはひどく疲れている

人疲れしがちな私にとって
引きこもることが何よりも私の休息法

今日も有意義な引きこもりを達成することができた

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