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綺麗な手品のまま?

 昔、入っていたバーでの話。

 そこのバーで僕は綺麗な手品を演じてました。

 音楽を流しながらマクドナルドの4Aのバリエーションを音楽に合わせて演じてました。

見ているお客さんは静かに見ていて、演技が終わると盛大な拍手をくれました。

お客さんはバラバラで、若い女の人や太ったおじさん等。

そんな時にフッと思いました。

 未来の僕は、どんな姿になってるんだろう…。

 見た目が悪くなったら、この手品は出来ないな…。

 『そうならない為に、日頃から気をつければ良い』

そういう考え方もあるが、そうは行かない事もある事を知っていた。

それは何かと言うと、難しい技法である。

 「難しい技法は失敗するかも知れない。ならば、失敗しない様にひたすら練習するんだ!」

 若い時はそう思ってましたが、現実ではヤッパリ失敗する事がある。

・雰囲気の違い
・マットの違い
・テーブルの高さの違い
・空気(湿度)の違い
・見ている人が居てる事の違い

色んな原因で失敗する可能性がある。

 特に湿度の関係で、カードがベコベコになる時がある。
自分の手がカサカサになったり、手汗が出すぎる事もある。

 これと同じ様に、自分の容姿はどうなるか分からない。
病気やその薬による副作用等も考えられる。

 なのに綺麗な手品をやっていていいのか?そんな疑問が出てきました。

 そんな時に考えた結果、出てきた答えが“面白い(笑える)手品”である。

 面白い物は太っていようがシワクチャであろうが面白い物は面白い。

 なので面白い手品に意識が向きました。

 コメディーマジシャンになろうとは思いませんが、面白い物は面白く、不思議な手品は不思議に見える様にと、自分なりにやってるつもりです。

 あまり先の事を考えて手品をしても仕方が無いのですが、たまに意識をしてみると、違う物が見えるかも知れません。

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