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お客さんが求めるもの

 これがまた難しい問題で、こっちがいいと思っていても、あまりいい反応を得る事が出来なかったりします。

 これって…、お客さんの求めてるものが違うのでは…。

 その様に考えてしまいます。
演じた手品が自分に合ってるかどうかは置いておいて、まず根本的な所に注目しましょう。

 お客さんが手品に何を求めているか。

シンプルに答えると、“不思議”です。
マジックバーに行った事のある方なら、“おもしろさ”なんて事もありますが、まずはシンプルに不思議さでしょう。

 この不思議と言うものも、お客さんによって変わります。
例えば演者が、4枚のAをバラバラにデックに入れて、混ぜながら1枚ずつAを探し出していく手品があります。
マジシャンからすれば“不思議な手品”な感じがしますが、お客さんによっては、そうではありません。

この手品はどちらかで言うと、“技”の類になります。

ひょっとしたら達人的な感覚で、Aを見つけていってる可能性もあります。
そう考えると、この手品は“不思議”というより“達人的な技”になり、“不可能な現象”ではなく“可能な現象”になります。

 予言やエニーカード・エニーナンバーも同様です。
たまたま一致した、偶然によるもの。そう考えると、可能性はゼロではないので、可能な現象になります。

 実際には不思議な現象なのですが、人によっては上記の様に考える人も居ます。

 演者にも好みがあって、選んだ手品をやっていますが、ここに書いた考え方で照らし合わせてみると、案外同じ様な現象が続いているかも知れません。

 見ている人の考え方を知る事で、また違う物が見えてきます。

 そうなんです。新たな考え方を知る事で、違う物が見えてきます。

 これを読んで新たな考え方を知ったあなたにも、違う物が見えてくるかも知れません。










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