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銀行って

個人投資家相手の収益不動産の業界にいると名前をよく聞く〇〇銀行とかがいくつかあるのですが、うーん、なんだなかーと思ってしまう銀行のあり様があります。

そのあり様とは、土地先行のプロジェクトで、土地を買って、建物を建てて、人に貸すという工程があるのですが、そういう案件はやらずに、完成して既に入居者がいる状態でなければ融資をしないというものです。

投資家は土地代、着工金、中間金、残代金という流れで複数回支払いをしないといけなのに、そこは一切かかわらずに完成して入居まで終わったものだけ融資をするなんて金融じゃないって思っちゃうんですよ。

そもそも金融って生産から消費までの過程を円滑にするためのものですよね。土地先行案件は生産者の立場であり、入居者は消費者の立場だとしたら
その流れを円滑にさせるのが金融の役目ではないのではないでしょうか?

だから設備資金、運転資金というものがあり、手形貸し付け、証書貸し付けというものがあるのだと思います。
しかし、前出の〇〇銀行などはそういう融資をするつもりはないし、それが邪道だということすらわかってないという状態です。
一緒に物件を裁いている不動産屋も同じで分かってません。

土地先行案件は生産者と同じで、賃貸物件を製造し、賃貸住居を貸し出すまでがサプライチェーンです。
そういう意識でやっているからか、不思議と僕は業界でよく聞くその名前の銀行で仲介したりコンサルした実績がありません。

きっと考えかたが、成果につながっているんだと思います。


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