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Peter Gallway-『Feels Like Religion』

https://music.apple.com/us/album/feels-like-religion/1274605130

CDのみのリリースとなっているこのアルバム、聴きだすとなぜか途中で止めることができず、最後まで通して聞きたくなるアルバムです。

フィフス・アヴェニュー・バンドやオハイオ・ノックスを経てソロ活動を続ける、ピーター・ゴールウェイ。このアルバムは親交が深かったローラ・ニーロに捧げるアルバム。

ローラ・ニーロ生誕70年の2017年リリースされました。この年はローラの没後20年でもあります。

今年2月の来日公演を見たのを機にほぼすべての作品に触れましたが、この作品、結構名作だと思います。。。年を重ねた洗練されたピーターの良さがとても感じられるような気がしています。

全体的には落ち着いた聞きやすいアルバムだと思います。神秘性を感じるようなサウンドから始まる1曲目の「Feels Like Religion」でアルバムの世界に引き込まれます。
ピーターとローラが交流を持ったグリニッジ・ヴィレッジでの成年期を歌った曲のようです。

2曲目からはピーターのソロファーストアルバムの香りがするような曲が続き、4曲目「Just Lucky」は1曲目に近い世界観の、キーボードのサウンドが美しい曲。

どの曲にも共通して言えるのはピーターの独特な歌いまわしの心地よさが感じされるということ。
このアルバムはニューヨーク出身のピーターの、洗練された部分が強く感じられる気がします。土くささと素朴な温もりを感じさせてくれるファーストアルバムのイメージが強かったので初めて聞いたときにびっくりしました。

また、日本盤ボーナストラックにあるローラ・ニーロの名曲『NewYork Tendaberry』これが沁みる。
語り掛けるように優しくピーターが歌うこの曲は格別です。


実際、ピーターめちゃめちゃ優しい人でした。来日公演のとき握手してもらった時に、すごく丁寧に接してくれて、彼のファーストアルバムを持っていったら、そこに自らサインして、隣にいたイアン・マシューズが「このアルバム覚えてる気がする」と言うと、嬉しそうにニコニコしてて。ステージでもユーモアがあって、かっこよかったです。



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