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【ゲーム記録】『ENDER LILIES』(クリア後感想)

(注)記載されている会社名・製品名などは、各社の商標、または登録商標です。
©BINARY HAZE INTERACTIVE Inc.


『ENDER LILIES :Quietus of the Knights』(エンダーリリィズ)をクリアしました!

本作は2Dのアクションゲームで、そこそこに難易度も高く、いわゆる死にゲーというタイプのゲームで、アクションが苦手が自分にクリアできるかやや不安でしたが、デザインや世界観が自分が好きそうな作品だったのもあり、セールの機会に買ったまましばらく積んでました…😅

クリア後の感想を一言でいうと、めちゃくちゃ面白くて素晴らしいゲーム!でした😊


ゲーム情報

ハード : Nintendo Switch、PS4、XBOX、STEAM
発売元 : Binary Haze Interactive
発売日 : 2021年1月21日
ジャンル : 探索型2DアクションRPG
個人的評価 : ☆☆☆☆(超良作)
プレイ時間 : 約27時間

内容(ネタバレあり)

〈物語〉
昔々、彼方の「果ての国」にて。突如降り始めた「死の雨」は、生きとし生けるものを狂暴な生きる屍へと変貌させた。
人智を超えた悲劇に成す術もなく、王国は滅びた。
呪いであるかのように、止まない雨。
滅び果てた世界の、ある教会の奥深くで
少女「リリィ」は目覚める。

ゲームソフトの概要より引用

物語は、少女リリィが目覚めたところから始まります。目覚めたリリィの傍らには、黒衣の騎士(肉体を失った魂の存在)が控えており、リリィは黒騎士とともに崩壊した果ての国を探索していきます。

道中では、かつてこの国で生きていた人たちが穢れに蝕まれた姿で、リリィの前に立ち塞がります。
穢れを浄化する力を持った白巫女であるリリィは、彼ら彼女らの魂を浄化し、また力を借りながら、かつてこの国で起こった出来事の真実に迫っていきます。

*ここからネタバレ含むのでご注意を!

主な登場キャラクター

道中で入手したTipsや穢れの記憶などをもとに情報をまとめていますが、私の認識違いや想像による部分もあるかと思いますので、内容が間違っていたらスミマセン……🙏

リリィ

本作の主人公。穢者を浄化させる能力を持つ白巫女の一人で、世界崩壊後唯一の生き残り。黒衣の騎士の呼びかけで目覚めるが、世界が一変している事に気づき茫然自失となる。旅を通じて徐々に記憶を取り戻し、世界の救済に向き合い成長していく。一方で…

オフィシャルWEBサイトより

(クリア後の補足情報)
泉の白巫女フリーティアの身代わりとして、人工的に作られた白巫女の1人で最後の生き残りであると思われる。
彼女の本当の名前はないのか覚えていないのか分からないが、道中で発見した白巫女の少女であるリリィの名を引き継ぎ、リリィと名乗るようになる。

黒衣の騎士

果ての国の外から来たという黒衣の騎士
穢れの魂となっても意識を保持し続けている

オフィシャルWEBサイトより

(補足情報)
古の民の末裔であり、契約により肉体を失った不死の戦士として巫女を守り続ける存在となった。
名前は(おそらく)フェリン。
最初は、契約から解放されるためリリィを亡き者とすることも考えていたが、リリィとともに旅をする中で彼女を守り続ける決意をするのだった。

守り人シーグリッド

シーグリッドは白巫女リリィを守るため 聖堂で敵を待ち受けたが 終わりのない戦いの末に狂気に飲まれた

オフィシャルWEBサイトより

(補足情報)
泉の白巫女に憧れていたシーグリッドは、白巫女フリーティアに仕える守り人となりたかったが、その役目は姉であるシルヴァが担っていた。
いつか白巫女となるであろう少女リリィ(本作主人公とは別の白巫女の少女)を守るために戦った。

老戦士ゲルロッド

かつて王城一の騎士と呼ばれた巨躯の男 ゲルロッドは村の英雄であり象徴だった いつも誰かのために尽くして走り続けた 英雄の末路は孤独だった

オフィシャルWEBサイトより

(補足情報)
双子城砦の防衛戦に不死の戦士となり参加した。
戦いの後、村に戻ったゲルロッドは、村の者から穢者として恐れられたが、泉の白巫女と子どもたちを守るために最後まで戦った。

黒の魔女イレイェン

魔術協会で生まれ育ったイレイェンは 幼くして天才魔術師と呼ばれ持て囃された 孤独と周囲の期待に押しつぶされそうな時 泉の白巫女と呼ばれる一人の少女と出会った

オフィシャルWEBサイトより

(補足情報)
唯一の友だちであるフリーティアを守るため、白巫女の負担を減らすための研究を魔術協会で続けてきた。フリーティアから護りの宝具である首飾りを預かり、修復のためファーデンにも協力を要請していた。

守り人シルヴァ

泉の白巫女フリーティアの守り人であり、シーグリッドの姉。シーグリッドを守るために守り人の座につき、双子城砦での防衛戦にも参加したが、フリーティアが穢れの王の浄化によって大きな代償を負ったことを後悔している。白巫女を助けるためと飲んだ薬により不死の戦士となってしまった。

狂い騎士ウルヴ

気性が荒く口下手で、狂い騎士と呼ばれた騎士団の戦士。不死の体となり双子城砦の防衛戦に参加。
戦いしか知らなかった自分に花の名前を教えてくれた白巫女フリーティアのため、戦いの後は花畑の管理も行う。城砦にいた白巫女の少女とも友達になっていた模様。

深淵の番人へニール

暗部の一族であり、妹と王の間に生まれた子ユリウスを妹に託され、その後暗部の掟に背いてユリウスを育てた。
かつて暗部の者の穢れも払ってくれたフリーティアに対して恩を感じており、穢れが地下から溢れてきた際、彼女の願いである白巫女の少女の救出を行った。

騎士長ユリウス

ユリウスは王の血を引く落とし子であった 過酷な人生に耐え、父を見返すためと努力し 騎士長にまで成り上がった男の 執念はどこまでも鋭く真っ直ぐだった

オフィシャルWEBサイトより

(補足情報)
暗部の一族と王族との間の落とし子であったユリウスは、へニールに育てられる。
双子城砦の防衛戦の際、穢者に対抗するため霊薬によって不死の体となる。死の雨により国が滅んでいく中、ようやく父である王と対峙し剣を突きつけた。

異端者ファーデン

穢者研究の第一人者であり、穢者と対抗するため国家魔術師団を創設した魔術師。
穢れを生み出した古代魔術の研究のため、禁じられた領域での調査を行っていた。助手であり恋人でもあるミーリエルも彼に同行して研究を手伝っていたが、穢れに侵されて意思疎通ができなくなってしまう。
ミーリエルの願いである白巫女の救済と、ミーリエルを元に戻すための研究の過程で、白巫女の肉腫の特異性に気付き、意識を保ったまま不死を得る方法を発見する。しかし、すでに意識を失ったミーリエルは元には戻らなかった。
なお、石板の欠片を発見し、古代呪術により護りの宝具を修復する下地を作っていた。

泉の白巫女フリーティア

泉の名を受け白巫女を引き継いだ三代目の白巫女。
初代白巫女は、初代王が拾った古の民であり、後の穢れの災厄の中で、穢れを浄化する神々しい姿から白巫女と呼ばれるようになり、白巫女を拠り所とする白教が生まれた。
初代白巫女は暁の白巫女と呼ばれ、二代目の白巫女は風の白巫女と呼ばれていた模様。
泉の白巫女となり、浄化をすることで皆が喜んでくれる姿をみて、フリーティアは自分が必要とされていることを実感していた。
双子城砦の防衛戦で多くの穢者の浄化と穢れの王の浄化を行ったことで、護りの宝具が壊れて彼女自身も穢れによる影響に蝕まれてしまう。
穢れの侵食により、フリーティア自身が穢れの根となり穢れが拡散され、やがて死の雨と呼ばれる雨が降り国は滅びの道を辿る。
その後、魔術師たちの研究により、フリーティアの身代わりとして人工的に白巫女の少女たちが作られる。
しばらくの間、意識を失っていたフリーティアが目を覚ますと、白巫女の少女たちがフリーティアの周りに集まっていた。
フリーティアの願いは、白巫女の少女たちに穢れではなく希望を託すことだった。

エンディング分岐

このゲームは、AエンディングからCエンディングまでの3つのエンディングがあります。

Aエンディング
最果ての地で泉の白巫女を浄化すると、Aエンディングとなります。

穢れに満ちた世界は、泉の白巫女に責任があり貴方には穢れを負うだけの運命を負ってほしくないと語る泉の白巫女。泉の白巫女はリリィに自由に生きてほしいと彼女の願いを告げるのだった。

Bエンディング
地下研究室の最下層を抜けた先の穢れの内の最奥で、穢れの王を倒すと、Bエンディングとなります。

フリーティアの穢れを浄化しようとするとリリィも浄化に蝕まれてしまうため、リリィによる浄化を止めようとするフリーティア。
しかし、リリィはそれでもフリーティアの傍で共に穢れを背負うことを選択するのだった。

Cエンディング
石板の欠片を全て集め、輝く護りの宝具を入手して、これを装備した状態で穢れの王を倒すと、Cエンディングとなります。

宝具の力により、穢れを浄化することに成功したリリィ。皆を解放してくれたこと、そして自分を解放してくれたことの感謝を伝え、フリーティアは旅立っていく。同時にこの地を覆っていた死の雨も降り止み、晴れやかな空が姿を現すのだった。

全てが終わり、皆のお墓を建てたリリィに黒騎士は語りかける。皆が見守っているから寂しくないだろう、私も共にいると……

なお、無事トロコンまで完了しました!

感想

エンダーリリィズは、ダークな世界観やデザインが気になってて、いつかやりたいな〜とは思っていたのですが、なかなか手を付けられていませんでした…。
いざプレイしてみると、アクション難しくて何度も何度も死に戻りシてしまいましたが、繰り返してるうちに少しずつ慣れてきて、強敵にも勝てるようになっていくのが面白くてどハマリしてしまいました。
ボス戦については、序盤のイレイェン戦や後半のユリウス戦は特に苦労して何度挑戦したことやら……😅
(私が下手なだけかな…🤔)
でも不思議と飽きることなく、延々とやり続けてしまう中毒性がありました♪

戦闘スキルでは、特にシーグリッドとイレイェンは序盤から終盤まで重宝しました。あと西の商人はボス戦ではかなり活躍しましたね。その他、後半はシルヴァやファーデンもかなり活躍しました♪

ストーリーについては、あまり多くを語らずに、各地で入手できるメモや手紙などのTipsだったり、浄化の過程で見られる記憶などから、過去の出来事を考察していく感じで、余白の部分を楽しめるのも個人的には良かったです。
滅びた国の過去の悲しい出来事が描かれているため、ストーリーはかなり切ない内容ではありますが、大事な人を守るため尽力する人々の姿やその想いを繋いで未来へと進むリリィの姿が、すごく心に刺さる物語で、最後のエンディングを迎えたときには泣いてしまいました…😭

普段アクションゲームは敬遠しがちな私ですが、こういった素晴らしいゲームをスルーしてしまっているのはもったいないので、今後はもう少しいろんなジャンルのゲームに手を出していこうかなと少し思いました。

エンダーリリィズ、本当に良かったので、次作のエンダーマグノリアも是非購入したいと思ってます。
制作に関わった皆さま、素晴らしいゲームをありがとうございました🙇

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