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入院2日目、3日目、そして退院

(前回の記事はこちら)

入院2日目

今日は土曜日なので、noteの週間ナビニュースの日。
ヒメものがたりは、データがパソコンに入っているのでできないが、週間ナビニュースならiPhoneでなんとかなるのでやってみることにする。

今日のほとんどの時間は、週間ナビニュースに費やすことにする。とにかく寝ないようにしないと、夜眠れなくなる。

病院関連イベントは、ホルター心電図を外すことができた、くらい。10時に外れた。

昼からはひたすら週間ナビニュース更新だったが、平日は14時からの面会時間が土曜日は13時からなので、周りの声に耳を傾けていた。

今の部屋は、私を入れて三人なのだが、二人の家族が同時期にきて盛り上がっていた。いずれも面会者が強い。娘か?

印象的だったのは、こんな言葉。
「首を曲げてたら、あかんで。むっちゃ年寄りっぽくなるで。」とか、
「リハビリは痛いやろけど、今が我慢する時やで。」など。

思わず、ベッドの上で背筋をのばしたのだった。

最初の夜の担当看護師が今日も担当らしくて、「明日MRIだと思うので、その結果が良ければ、明後日退院かな。」って言っていた。しかし、彼は最初にMRIは1日目だろうと言った人なので、信ぴょう性に欠ける。

入院3日目

昨日の朝から新しい隣人が来た。腹痛と嘔吐で搬送されて来たよう。腹痛ということで、絶食。今日のお昼まで4食の絶食が続いている。私も初めての入院が十二指腸潰瘍で、絶食だったので辛さがわかる。

程度は軽くなっているのだろうが、現在も腹痛は続いているようで、昨夜は看護師さんに痛み止めの坐薬を入れてもらっていた。

看護師は、医師に見てもらいましょうと言っているのに、今日になっても一向に医師が来ないと思っていたら、やっとさっきやって来て問診をしていた。

夕べの看護師が盲腸かなぁと言っていたからだろう、隣人が医師に盲腸みたいな感じなんですよ、というと医師もそんな感じやなぁ、とのこと。なんとなくいい加減。しかし、いずれにしても重篤ではなさそうで、よかった。

70歳手前という感じだが、今回が初めての入院とのこと。基本的には健康な人なのだろう。

それにしても救急搬送されているのであろうに、この程度の扱いでいいのか、と少々疑問だった。

ちなみに便秘にもなっている可能性があるとのことで、下剤の坐薬を使うことになった。これが効果てきめんで、トイレまでもたないというので、病室で排出することになる。二人の看護師さんが排出を手伝ったようなのだが、すごいすごいと言いながら楽しそうにその作業をしている。看護師さんは本当にすごいなぁと感心ひとしきりだ。

そして無事に排出は終わったのだが、部屋中に排出物の香りが充満したのだった。


ところで、昨夜の信ぴょう性に欠ける看護師さんの予想は大当たりで、MRIの受検日は本日だった。昼前かなと予想していたが、8時半からの開始となった。そして10時には点滴もモニターも外すことができた。

これでやっと楽にシャワーに入れる。早速11時に予約して、シャワーで頭とカラダを洗った。とても気持ちが良かった。生涯最高のシャワーかも。

午後は特にやることもなく、ただただ眠気に負けないように、radikoを聴き続けた。しかし、途中で30分ほど眠ってしまった。しかしおかげで、身体が楽になった。

窓からの夕焼け

病室からの夕日、これがここからの最後の夕日になることを祈る。明日は医師からの経過説明の日だ。

その前に、また長い夜がやってくる…。

退院

やっと退院が決まった。

医師の経過説明で脳、心臓ともに異常なしということで、退院許可が出た。今後の再発防止はどうしたらいいのかと質問すると、「再発防止はない!」とのムゲな回答。「起こりうると考えて、高所や脚立作業など、意識消失による重大な危険を伴う作業は避けなさい」と言われた。

中でも脚立作業に関しては、過去に災害を診た経験があるのかして、「あんな危険な道具は無くすべきだ」と、いきなり熱く力説していた。

「再発防止はない」と言われても困る。低血圧が続いているので降圧剤の投薬に関して、明日にでも主治医と相談しよう。

入院に際しては、貴重品は一切持たないことにした。したがって、精算をすることができない。当初はモーニャン(妻)に持ってきてもらうつもりだったが、彼女から片道4,000円もすると聞いて、一度帰宅してから精算のために再訪することにした。

そして帰りの交通機関も、たまたま歩いて3分ほどのところにバス停があることがわかったので、タクシーではなくバスを利用することにした。なんと言っても、年金生活者に4,000円は痛い。

そこで、バスで東加古川駅まで行き、そこから電車で帰ることにした。

バス停の近くの松屋で昼食をとってネットで調べた12時16分のバスに乗るつもりでバス停に行って時刻表を見ると、なんと11時37分の加古川駅行きのバスがあるではないか。これに乗ることができれば、13時には家に着く。

しかし、バスは11時37分になっても見えてこない。きっと道中が混んでいるのだろうと11時50分まで待ったが来ないので、バス会社に電話することにする。

バスは来ないはずである、私が見ていたのは、明日(10月1日)からの時刻表だったのだ。その時刻表の下に「9月30日まで」とマジックで書かれた9月30日までの時刻表がピンで止めてあった。

慌てて、バス停近くの松屋でカレーを食べて、12時16分のバスで東加古川まで移動し、電車で帰宅した。途中の乗り継ぎが悪く、乗り換え駅で50分待ちとなり、家に着いたのは、14時だった。

こうして最後までバタバタした私の人生2回目の入院は無事(?)終わったのだった。帰宅して、モーニャン(妻)に「ほんまに大変やったわ!」というと、「それはこっちのセリフや!!」と即座に反論された。

彼女は今回のことで、体重が2kgも減った。本当に申し訳なかった。

翌日主治医に相談し、降圧剤をしばらく中止することになる。

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