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塾バイトしてて思うこと

 なんやかんやあった末に、自分は塾でバイトすることになった。

 塾ってさ、教育に関係する分野なわけで。子供が消えん限り、需要が消えることはおそらくない。

 ということで、塾講師として雇われてる自分は子供と向き合う機会に恵まれた。
 さらにいうなら、常勤講師として働く上司や、子供の親御さんと関わったりする時も当然ある。

 さて。塾の実態、親の教育論などなど、ぶっちゃけてこうぜ!

塾あるある

講師の実力=勤務年数+ 努力

もちろん、勤務年数ってのは傾向としての話ね?ただ教えるのって、結構経験がモノをいう時があるんよ。

「ここの範囲はこーいうふうに板書したほうがいいな。」

「ここの問題はよく生徒がひっかかる。だから、ちょっと注意しとくか。」

 とかね。
 あと努力って書いたのは、教材研究とか教える内容の理解を深めておくことやで。

 教材研究についてちょっと説明するとな。

 例えば、君が学生やとするやん?そしたら当然、教科書を使うわけよ。

 その教科書がどういうふうに内容を伝えてるのか?…ってのを調べるわけ。
 で、学生である君はどこでつまずいてしまうのかとかを推測したりして、塾の授業で活かそうとしたりするんやね。

塾講師と生徒には相性がある

 これも当たり前っちゃ当たり前。だって、生徒も講師も人間やで?

 性格面でも合う合わないはあるし、教え方が合わないとかもあるからな。

有名塾が相性がいいとも限らないかも?

 これも前の項目と結構似てる。
・子供の学習ペースと塾でのスピードが違う(集団塾とかで起こりがち)
・先生と仲が良くない。
・先生の教え方がド下手。
・先生の性格がゴミだったりする。

 箇条書きのうちの一つでも当てはまると、本人にとってまぁ地獄。
 そりゃ、勉強にやる気なんてでないよなー。

 塾に来る子は勉強に苦手意識を持ってる。なのに塾をたらい回しにされた結果、苦手意識をさらに強化されてしまう子供は世の中にそれなりにいる。
 これぞ、負の連鎖。

生徒のやる気は大切

 自分は今の教育に大いに不満を感じる。でも自分の思想と関係なしに、塾の存在意義は二つある。

テストの点を伸ばすこと。
志望校に受からせること。

 この二つを達成させるため、講師は必死こいて教える。だって、謳い文句が実現できなかったら商売あがったりだからネ⭐︎

 でも、講師だけが頑張ってもさ、生徒も頑張らないと意味がないのである。
 当たり前だって?

 大人だって当たり前なんぞ忘れるだろうが!

塾に通わせても結果が出ないパターン

 自分の子供を塾に通わせた。担当してくれてる先生はこの道30年の超ベテランの人。
 三年間通わせてるのに、全然成績があがらない…。

 ↑みたいな例もたまにある。別に手を抜いてるわけじゃないし、生徒も真剣に授業を受けてくれてる。でも、上がらない。

 不思議なもんだよな。

講師目線の保護者あるある

塾に求めるモノ

 受験のため、とか。
 学校の授業に追いつけないから、とか。

 そーいう理由はともかくとして、小学生の頃から塾に通わせる親御さんは割と多い。
 それ自体は珍しくないんやけど、そーいう親御さんは要求のハードルが傾向として高い気がする。

 宿題の量を指定されたり、具体的にどこを宿題として出したのか報告して欲しいとか。

 うーむ、自分が勤めてる塾の地域性なのか、そーでもないのか…。

教育ママ

 自分は小学生の子を何人か担当してるんやけど、一部教育ママの存在がチラつく気がする。

 これも自分の推測なんだが、幼い頃から塾に通わせるお母さまは教育ママの確率が高いのではなかろうか。

公式ラインあるある

 今のご時世、ここジャパニーズではLINEが連絡網として大活躍してる。んで、塾業界でもそれは例外じゃないと思うんよ。

 面白いのが、

「失礼します。〇〇○…」

「お疲れ様です。〇〇〇…」

「いつもお世話になっています。〇〇〇…」

 まあ、気軽な感じでラインを送らないのは当然だと思うんよ。その気持ちは痛いくらいに分かる。

 で、考えてみて欲しいんやけど、塾サイドの人間がライン見るじゃん?
 ラインって、名前書いてるところの下にメッセージの一部が表示されるやんか。それで、なんとなく内容が分かったりするやん。普通はさ。
 それが、

かおる「いつもお世話になっており」
大崎「いつもお世話になっており」
中松太郎「いつもお世話になっており」
N.momoe「いつもお世話になっており」
あっちゃん「いつもお世話になっており」
村田愛莉「いつもお世話になっており」
藤原沙都子「いつもお世話になっており」
かわむら「いつもお世話になっており」

 ぱっと見で内容が分かんねえよ!

 別に責めてるとかそんなんじゃなくて、めっちゃ面白い現象じゃない?

たまに勇者が現れる

 勇者…それは勇ましき者…。
 それは女性であることもある…。

 うん、何が言いたいかっていうとな。

 アポなしで塾見学に来る人がおるの。レアやけど。

 すごない?
 勇者って身近におるんよ。

生徒あるある

子供は思い通りにならない

歳をとればとるほど、従順にはなる。でもな、子供のフリーダムさ(特に小学生)を侮るでない。

講師の指示をガン無視し、我が道を行かんとする姿にイラッとしてるとキリがない。
なので諦めましょう。

子供を望むままに操るとかマジ無理。

性格が全然違う

やっぱりね、本当違う。

細かいところが気になる子。とにかく勢いで問題にとりかかろうとする子。基礎に忠実な子。マイペースな子。

やっぱり一人一人違うからこそ、この塾に放り込んどいたらOKってのはない。
参考書も同じで、その子の現時点でのレベル、目標ごとで一人一人異なってくる。

難しいかもしれんけど、その子にあった教え方の方が結果はでるもんなんよ。

たまに純粋さに魂がやられる

あのピュアな感じが辛いの。
こう、自分は歳食って穢れてしまったんだなって…。マブシイ…。

なんでニコニコ笑ってくれるだけで、自分の心にクリティカルヒットするんだろ…?

まとめ

てな感じで、塾バイトやってて感じたことを書いてみたよ。
とりあえず子供がめっさかわゆい…。

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