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渡邉有
2023年9月17日 07:42
翌日は雨だったので、バスで学校に行った。その日の夕方、部活が終わったあと遊佐と一緒にバスに乗った。バスを降りると彼は突然私に話しかけてきた。「なんか、低い音が聞こえない?」遊佐は右手で耳を抑え、辺りを見回していた。「え?」私は耳を澄ませたが、静かな雨音しか聞こえなかった。「何も聞こえないよ。何が聞こえるの?」「最近、地鳴りみたいな低い音が時々聞こえるんだ。なんだろうな。耳鳴りなのかな」
2023年9月10日 08:47
翌日も19時頃遊佐の家に行った。 遊佐の家には縁側があるので、そこで話をすることになった。虫の鳴き声がうるさくて、離れているとお互いの声がよく聞き取れなかった。彼は何も言わずに私のすぐ隣に腰掛けた。その仕草はとても自然だった。「おばさんはまだ仕事から帰ってこないの?」「今日も遅くなるってさ。彼氏でも出来たんじゃない?」「おばさんに?本当?」私は驚いて大きな声を出していた。「わからない