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就職アイスエイジ


僕の就職活動していた時はリーマンショックの直後で、いわゆる就職氷河期。

<100社受けても1社も受からない>

といったフレーズで氷河期という異常事態が連日テレビで報道されていた。

当時の僕といえば…

営業はいやだ(-᷅_-᷄ )

スーツを着たくない(-᷅_-᷄ )

そもそもやりたいことがない(-᷅_-᷄ )

働きたくない(-᷅_-᷄ )

といった具合で社会不適合者の烙印を押されても仕方ないレベルのダメダメぶりだった。


まずは何の仕事をしたいのか?
という所から考えてないといけないのに考えても皆目検討がつかなかった。今にしてみれば”そこまで真剣に考えてなかった”という反省も併せてしておく。

当時僕はスーパーでレジ打ちのバイトをしていた。

特に好きな仕事でもなかったが、家から近くて時給が良いのでなんだかんだ大学卒業までの4年間辞めずに続けていた。大手で福利厚生もそこそこよかったと思う。

その延長でスーパーでの仕事を志望し、小売の道を志すが、先述の通り景気も悪く、買い手市場だったのでなかなか内定が取れず、高学歴でもないので、学歴フィルターをすり抜けることができずに苦戦した記憶がある。

いよいよ本格的に就職活動の時期が来ると企業側も熱を上げてきて、アノテコノテで応募者を精査しようとしてくる。

その中でも自分の印象に残ってるのは

★1番”あなたらしい”写真を貼って送ってください

といったある企業のエントリーシート(自身をアピールするためのワークシート)のお題があったのだが、

そのお題に対して僕は当時熱中してたエレキギター(決してモテを狙って始めたわけではない)を自室で掲げてガッツポーズを決める

という意味不明な写真を送って一次面接までこぎつけたが、肝心の面接で爆死して不合格になった。

というエピソード。

ド陰キャのエレキギター+ガッツポーズ。

当時の僕の中では会心の出来だったが、今思えばかなりキツい絵面である。これを見た採用担当の困惑した表情を想像するとブルーになる。

しかしあの頃はこれが自分の全てで、他にこれと言った趣味も無く、全財産を音楽という趣味に投入していたので、これこそがまじりっ気のない”僕らしさ”なのである(キメ顔)。

大切なことなので2回言うが、決してモテようとして始めたわけでは無い。

そんなわけで不合格に続く不合格を経た就職活動だったが、最終的になんとか内定にこぎつけた会社が2社あり、より志望度の高い企業の内定を受理することを決めた。

しかし、これが僕の後述の転落人生の始まりなのである。。。

ー続くー

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