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【読書感想】本当に頭がよくなる1分間記憶法
作者 :石井貴士
発売日:2013年12月
作者経歴
株式会社ココロ・シンデレラ代表取締役。作家活動も行っており、著書は40冊以上、累計130万部を突破するベストセラー作家でもある。
本気になること、復習で忘れない
人間は、本気で大切だと思ったことは忘れない。
例えば、大切な人の誕生日は記憶に残りやすいが、興味の無い人の誕生日は覚えていないことが多いだろう。また、人間は1ヶ月後には79%のことは忘れてしまう生き物であることは『エビングハウスの忘却曲線』の通りである。
また、人間は繰り返し刷り込むことは記憶に残りやすい。20分〜1時間スパンで3〜9回繰り返すと定着する。テレビCMを約15分毎に流す理由もここにある。
五感を使って覚える
読むだけ、書くだけではなく、五感を使えるだけ使った方が覚えが早くなる。二宮金次郎方式で、歩きながら読み、口ずさむと良い。
記憶の種類は4種類
記憶を時間軸で分ける『短期記憶』と『長期記憶』。短期記憶は20秒以内に忘れる記憶で、20秒以上留まるものが長期記憶。
短期記憶から長期記憶に移す方法として『単純記憶』と『イメージ記憶』がある。
英単語の意味(まずは一個だけ覚える)等の1対1対応が単純記憶、歴史の年号と事柄等の1対多数に対してはイメージ記憶が役に立つ。
右脳を活用して記憶する
映像やイメージを司る右脳を活用すると、より記憶しやすくなる。
赤→見ただけで瞬時に何か答えられるもの。
緑→3秒考えると答えられるもの。
黄→見たことあるが、何か分からないもの。
青→見たことも聞いたこともないもの。
カラーマーカーや付箋、クリアファイルを色分けいて管理することで、視覚的にも頭の中を整理すると共に、青から赤へ、段階的に記憶を定着させる仕組み化ができる。
感想
結論から言うと、正直あまり良い書籍には感じませんでした。あくまで私にとってはですが。
約250ページの本ではありますが、余白部分が多い、必要性を感じない図解が多い、前の章で書かれていたことが繰り返し書かれていることも多く、ページ数に対しての内容のボリュームが少なく、『かさ増し感』がまず気になりました。
脳のメカニズムの解説や、色分けして記憶するという具体例は参考になる部分もありますが、目から鱗というレベルでは無かったので残念です。
勉強法については、また興味の持てる本と出会えれば読んでみようと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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