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【読書感想】お金の増やし方&稼ぎ方

作者 :山崎元、堀江貴文
発売日:2022年6月


作者経歴

山崎元
経済評論家。専門は資産運用。株式会社マイベンチマーク代表で、楽天証券経済研究所客員研究員。東京大学経済学部を卒業後、証券会社等12回の転職を経て今に至る。

堀江貴文
ロケットエンジン開発やスマホアプリのプロデュース等、幅広いジャンルで活躍中。堀江貴文イノベーション大学校にて、1500人近い会員と共に多彩なプロジェクトを展開中。


お金は信用の数値化でしかない

だから、あなたを信用する仲間さえいれば、お金はいらない。また、お金は自由をかくだいする手段でしかない。が、1000万稼いでいる人は500万稼いでいる人より偉い等と、嫉妬や競争意識が原因で手段が目的とすり替わる。お金が目的化すると、幸せな人生は送れない。


不安を煽るニュースにいちいち振り回されるな!

マスメディアがその典型。不安を煽る情報は、視聴率や発行部数主義のビジネスモデルにおいて、成果が出やすい。人間は生存本能から、ネガティブな情報を見たがる傾向が強いからだ。常に冷静に、正しい情報を見極めること。つまり、雰囲気に流されることなく、自分でしっかりと考えることが重要である。


業界のプロパガンダに踊らされるな!

住宅ローン減税により「税金を安くするのでマイホームを購入してください」という国(政府)からのメッセージは考えものだ。マイカーローンやマイカー減税も同様。国が手っ取り早くGDPを上げるため、マイホーム、マイカーを持つことが一人前というプロパガンダを成功させた結果が今も根強く残っている、というのが現実である。


銀行預金の構造原理は搾取である

これもマイホーム同様、国家単位の洗脳である。太平洋戦争のころ、酒税や国債で戦争費用が賄えなくなった政府は、「郵便貯金は良いものだ」というイメージを植え付け、国民から戦費調達を企んだ。未だに『貯金は尊い』というイメージを持つ人も多いが、資産運用の観点では、金利0.002%のような場所にお金を置いておくことは間違いである。また、銀行は貯金を預金という言葉に置き換え、低金利で客の資産を利益を生み出すために運用している。
何より、お金は何かを成すための手段であるため、貯金するなら投資や経験のために使うべきである。


会社は他人を利用するための仕組み

会社はあなたを守ってくれない。その代わりに、働く場を提供してくれている。また、あなたには業務を他人に任せる権利がある。その権利を行使し、自らの得意分野を伸ばし、自分の武器やコアバリューを磨けば良い。


人材価値=(能力+実績)×時間

人材価値とは、社内外で『自分』という価値を発揮する値である。DXが完了すると、ホワイトカラーの仕事の9割は無くなると言われている。そういう時代が到来した時に、しっかりと『自分』の価値を提示できる人間になっておく必要がある。


感想

堀江貴文さんの本は多く出版されていますが、今までは読んできませんでした。本書籍を読んだことで、考え方に共感できることも多かったので、過去の本も読んでみようと思います😃

本書でオススメしている運用方針は、手数料が0.5%以下の全世界型インデックス・ファンドに投資するというものですが、その理由もしっかりと、且つ投資未経験者でも分かりやすく解説されています。

その他、お金への向き合い方について、節約術についても記されており、本の構成自体も非常に分かりやすく纏まっているので、投資初心者の方にはオススメ出来る本だと感じました。ちょうど資産運用を始めようとしている友達がいるので、紹介してみようと思います✨


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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