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VS父

もともと私の中で温めている、いつか、いやもうすぐ出そうと思っているエッセイのメインテーマは、”老々母娘の勘違い・悲喜こもごも”で、このnoteでも書いているように、母と私の(確執を超えてからの)日々のやり取りは、勘違いだらけでズレた、きっと笑えるものが多いと思う。

昔は寄ると触るとケンカで、どうして実の母娘でこんなに気が合わない、仲良く楽しく暮らせないのだろうか、と、お互いに別々に涙したりしていた。

でも昨年あたりから、メンターさんのアドバイスによって、私が変わることで母の意固地とも思える頑なな部分も少しは溶け、ここ1年くらいから少しづつ仲良くというか、ケンカをほとんどしなくなった。😲

これは、とても有意義なことだったので、私達のような母娘関係の方がいたら、何かの参考になるかもしれないので、いつかシェアしたいと思う。


さてさて。
今回は父について。

以前も書いたけれど、普段父とは一週間に一言二言、話しかけられたら答える程度で、特にこちらからコミュニケーションを取らない。

ただ、今は母が実家の九州の離島に里帰りしていて、(たまにあるのだけれど、一番上のお姉さんの体調が悪く、お世話しに行く。)父と2人っきりという状況。

嫌でもコミュニケーションの頻度が上がってくる。

父は人生のほとんどを仕事に費やしてきた。
仕事が生きがいとは、まさにあの人のことだ。

休みもろくに取らず、サービス残業ばかりして、会社に取ったらこんな良い社員はいないだろうという、団塊の世代のちょっとあとの世代だ。

確かにそのお仕事から得た収入で私達家族は養って貰えたので、それについては感謝すべきなのだろう。

ただ、その分?他が全く出来ない。
というかしない。
それだけの時間を全て仕事に費やしてきたのだから、当然なのかもしれないけれど、世間一般の常識を全く知らないし、家事も全然しない人だった。

父も母も九州出身なので、無口な九州男児、厨房に入らず。みたいな?笑
全く面白くもない人だ。
というか、変人だ。

良く母も言ってる。
「あいつは、ほんっっと変人だよ。😤」
全く持って同感。

ちょっとからかって、
「その変人の妻の癖に!」
というと、すかさず
「その変人の娘の癖に!」
と言われる。
「好きで生まれたんじゃないよ。そっちは好きで結婚した癖に!😁」
というと、もごもごと
「向こうが好きやったんよ。まだこんな人って知らんやったもん!」
と言う。😂


ハシビロコウのように、夏の暑い日に外でぼーっと30分近くも微動だにしないで、庭で立っていることがしばしば。

頭も剥げているので、あだ名は「はっちゃん」だ。
私達母娘と、妹とその子供たちは、父のことを「はっちゃん」と呼んでいる。
本名はTなので、全く関係ない。
父は何故「はっちゃん」と呼ばれているのか、わかってないけれど、呼ばれれば返事をする。😅


父が定年してからも、10年以上はそのまま嘱託として雇って貰えた。
色々資格も持っていたし、会社としてお給料は下がっても今までと同じように働いて貰えたら得には違いない。

それでも、さすがに70代半ばにさしかかって、体がもうフルタイムの仕事について行けなくて、本当に仕事を辞めた。

その後、妹の家の隣に土地を購入して、そこで家庭菜園をしている。
私達が食べる野菜の半分くらいはまかなえているかな。

さすがに仕事を辞めてからは、母だけに家事をやってもらっているのは、と言う気持ちもあったのか、母から1週間に2日だけお風呂を洗って欲しいという提案に快く従った。

それでもやり方があまり良くないというか、あちこち見落としがあるので、最終的に母が見直しというか、手を加えてやり直している。


母がいない時は、私が料理と材料の買い出しと洗濯をし、父がお風呂洗いと簡単な掃除をするように、ここ数年、なんとなくそうなった。

前回、母が里帰りした時に父が(気を利かせて)お釜でごはんを炊いた時、べちゃべちゃになり、水をどうやって計っているのか、という話になったことがある。

私が体調を崩して寝ていたため、父がお米くらいは焚いて、お茶漬けでも作ろうとしたらしかった。

姪っ子も来てくれていたので、話を聴いたら、2合炊こうとして、お米を「2」という数字のボタンを押して、サーっとお米がお釜に入ったら、その「2」の数字の下に「300」という数字が書いてあったので、お水は「3」にした、という訳のわからん理屈だった。

「1合は150グラムだからねぇ。多分その表示はグラムだね。」と私。
「でも、素直に2合だったら、お釜の中に書いてある線の「2」のところまで水を入れればいいだけなのにね。🤣」と姪っ子。

姪っ子が笑いながら言ってくれたので、助かった。
こういうのは、無表情に暗~く娘の私から言われるよりも、若い孫がきゃらきゃらと笑いながら言う方が良い。

今回は、その時のことがあったからか、会社から帰宅したら、1合だけお米が炊いてあった。
何故に1合だけ?とちょっとイラっとしながらも、
「これ、何?」
と聞くと、
「ちゃんと炊けるかどうか、やってみた」
と自慢げに言うのだ。

(なんで?どうせなら2合私の分も炊いてくれればいいのに😩)
「ちゃんと炊けてるよ。」

「そっか、そっか。これで俺の分は大丈夫だ。」
(ハァ?なんで自分の分だけ?(# ゚Д゚))

多分、私に迷惑をかけまいと、自分の分は自分でなんとかしようという考えからだとは思うけれど、やっていることと、その言葉だけ聴いたら、自分さえ良ければいいのか、という、なんとも身勝手な人極まりない。

結局その日は、父は私が残業だった場合、ごはん炊いてこれかけて食べてね、と置いておいたレトルトの中から、中華丼を選んでレンジでチンしてかけて食べていた。
私は妹が気を利かせて昼間に買っておいてくれたピザを食べたけど。


次の日、会社から帰ると、台所にストーブがついて、父が立っていた。
(?)という顔をしたら、
「お湯沸かしといたぞ!」とドヤ顔で言う。
(ハァ?だから何?(# ゚Д゚))

少しでも、出来ることはやっておいた、っていうことをアピールしたいのかもだけれど、正直お湯なんて、料理をしながら平行して沸かせるので、わざわざ先にやっておくほどのことでも、ないのだけど。
本当にイラっとする。😓

今までずーーーっと家事を母がやり続けて、父を甘やかせた結果がこれだ。
自分の分のごはんも作らず、かと言って外に1人で食べに行くこともしない(出来ない)、コンビニでお弁当を買うこともしない。


母が夫婦として、そんな父とどう暮らすか、それは母の問題なので、私は関与しないけれど、こうして母がいなくなると、今度は私の問題になる。
さすがにこのままでは私の負担が大きすぎる。

来週末戻ってくる予定なので、母と話してもう少し自分のことを出来るようになってもらうよう、何かしようかと持ち掛けてみよう。


今日は私がテニスでお昼いないので、お昼に食べてね、と置いておいたパンも、食パンと、チョコチップスティックと、マフィンの中で、食パンだけ手つかずで、チョコチップスティックと、マフィンだけ食べやがった。(# ゚Д゚)

本当に子どものように、自分の好きなことだけする。
少しは体のことも考えた行動をすればいいのに。
父も少しは母のフリを見て真似てくれればいいのに、と思う。


明日の夕飯はおから入りハンバーグを作る予定。
週末もあっと言う間に過ぎてゆく…。






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