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note活動名の由来 後編

そう、そうして「まろ」が我が家初の動物の家族となったのだ。



ところが、、まろは殿様だったはずなのに、1年後に妊娠した。
なんと、姫だったのだ!😳

実は最初に我が家に来た時に、見てみたのだけれど、ちょっと茶色い毛がそこに集中していて、てっきり男の子だとみんな思い、ネコを飼ったことのなかった私達には、女の子か男の子か、ハッキリわからなかったのだ。

そうして生まれた子猫が3匹。
白黒ぶちの男の子…トオル。
三毛猫のカギしっぽの女の子…ちず。
手先と鼻先の茶色い女の子…こまろ。


まろは、暗くて安全な場所と思ったのでしょう、私の部屋のつくりつけのクローゼットの奥に入り込んで、そこをお産場所としてしまった。😂

夜になってお産が始まったので、とうとう私は途中から寝てしまったのだけど、父がお産に立ち会ったようだった。
(寝ながらも、耳だけ聴いていた。)

そして生まれた3匹の、上2匹は妹が、その頃読んでいてマンガの登場人物から名前を付け、最後の1匹のこまろは、私がつけた。
だって、まろの子供だから、こまろ。🤭


3匹とも、何故か夜寝る時は私のわきの下に入ってきて、縦一列で寝ていた。
私は寝相は良かったので、寝返りも打たず、その子達が3ヵ月くらいになるまではそうして育てた。

そして、貰い手を見つけて、男の子のトオルと、チズは貰い手がついた。
こまろは、、、最初目が離れていて、斜視?みたいな感じで、姉弟たちの誰よりも優しくて、みんなが先にご飯を食べ終わってから自分が食べるようなコだったので、この子は私が守らないと、と思ってしまった。

実際には、大きくなったら目はそんなことはなかったのだけれど、成猫になっても体重は2.8キロと小柄で、大人しい猫だった。


こまろはとにかく大人しくて従順で、とても猫というよりは犬のような性格だった。
勝手に2階の小窓を開けて散歩に出てしまうのだけれど、母が外に向かって「こまちゃ~ん!」と呼ぶと、”シャン!シャン!シャン!”と首の鈴を鳴らして戻って来る。

鎖とかつけなくても、一緒に外にお散歩に出かけると、どこまででも一緒について来ていた。
途中で犬の散歩に出くわすと、草むらにサッと隠れて、通り過ぎるまで出てこなかった。

母がガブリエル(嚙みついたり)したり、つねっても、絶対にやり返さない、本当に猫なのかと思うような優しい子だった。

私は、、親に愛されて育ったと思ってはいないので(実際にはそんなことはないのだろうけれど)、こまろに会って、こまろと過ごすことで、自分以外の何かに”無条件に愛情を注ぐ”ということを覚えた。

こまろは、私にとって、”愛”の象徴なのである。

だから、この、私にとって、とっても大事な場所であるnoteの世界では、こまろを名乗ろうと思っていた。

リアルの世界での厳しい現実は、リアルで戦うとして、ここでは愛を持って、たくさんの人と心温まる交流がしたいと思ったから。。


じっさいのこまろちゃんは、姪っ子が赤ちゃんとして我が家へ来るようになってから、なぜか隠れるようになってしまって、どんなに母や私がこまちゃんの方が大事よ、と言っても信じてくれなかった。

そしてそのまま、我が家へ帰らなくなってしまったの…。😢


いなくなってしまってから、暫くは張り紙をして探したり、道端で亡くなっている子がいたら違うか、確認したりしたけど、結局見つからなかった。

首輪もしていたし、大人しくて人懐こい子だったから、きっとどこかで誰かに飼われたのだろう。と信じることにした。


今も時々、足元をするりと、こまろが通り抜ける時がある。
母もそう言っていた。




だから、こまろは私にとって大事な名前であり、こまろに恥じないようにこの街で暮らす。

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