ヒマワリの種をまく
先日、職場のレクの一環で部屋で育つヒマワリの種を蒔いたよ。
お花が好きな方がいて庭やベランダまで行って眺めたり、水をやったりするのは本人の身体的になかなか難しくて。
でも何か一緒にやりたくて悩んだ末に部屋で育つヒマワリに挑戦。
まず芽が出るかな?
毎日私が出勤してるわけぢゃないから水やりの具合も正直わからない。
ぢゃんぢゃん水をまいて芽がでないかもしれない(笑)
ん~心配になってきた。
家で同じもの育てて最悪途中で入れ替えようかな。
さてさて、私がどうしてヒマワリを育てようと思ったのか。
根本のお話をします。
介護の仕事では施設の形態によって「個別ケア」なるものを大切にして実施しているところがある。
入居の施設であれば尚更。
利用者、入居者に担当職員がつき、担当職員を中心に介助の変更点はないか、とか最近の様子はどうかなどを把握し、他の職員に発信していく。
私にも2名の担当利用者がおり、ヒマワリはそのうちの1名と植えた。
「その人がその人らしく最期まで暮らせるようにサポートを行う」が私の目標。
老い先短い人に細かいことは言いません。
それよりも「楽しかったね~」の言葉をたくさん聞きたいし、笑顔が見たい。
「個別ケア」はその名の通り一人一人にあった介助を提供していくこと。
個別化を図るには主にレクの部分が多いと思う。
全員同じことが同じレベルでできないのが現状。
全員認知症の利用者だが身体的、理解力はほんとに様々。
理解できる人だけで話が進み、理解できない人は蚊帳の外。
理解できない人はレク中、体操中寝てしまう。
そりゃあそうだよね!
わからないからつまらない。
寝るのは自然なこと(笑)
私もわからなかったら寝る。
そんな蚊帳の外の人たちを笑顔にしたい。
個々の好きなことややりたいことを私が個別対応しますっ!
担当の二人だけでよくない?
っと思った。
正直二人で十分!
しかしそうは問屋が卸さない。
担当利用者には個別ケアのこと説明しないから、周りで見ている利用者が「私にはなんでやってくれないの?どうして声をかけてくれないの?」という顔をしつつ、無言で機嫌が悪くなる(笑)
「パンが買いたいってよく言うから今度パン屋さん行って、好きなパン買おうよ」と声をかけると隣の利用者が「私も行きたい」と言い出す。
普段ごはん残しますよね?
パン食べてごはん食べられるんですか?
そんなにパン好きぢゃないですよね?
疑問しか浮かびません。
他の利用者にはもちろん私以外の職員が担当でついている。
その職員を差し置いて全員に個別ケアを提供していいもんかと思う。
ダメぢゃないと思うけど、正直やりづらいよね…
さあみんなの個別ケア考えたいからまずはモニタリングしよう。
きっちり書面に残し、来期賞与の際には提出させて頂きます。
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