熱狂する気持ちを再び思い起こさせた書籍「熱狂は熱狂を呼ぶ」
⌛この記事は 3.4 分でお読みいただけます。
What's up people!? かまたです。それでは編集者目線で気になった本をあなたにご紹介させていただきたいと思います。
前回の自己紹介のところでもさせていただいた幻冬舎、代表の見城徹さんの書籍「読書という荒野」を拝読して、見城徹さんにすっかり魅了されてしまいました。
今回も引き続き、見城徹さんの書籍「たった一人の熱狂」について、ブックレビューをお伝えしたいと思います。
という本書から引用させていただいた言葉を大切にしようと思うので、まずは感想を語りたいと思います。
こちらの本は私のような新米の編集者にとっては不思議な本でした。
幻冬舎の代表が本気で取り組んでいる755に感銘を受けた、双葉社の編集者、箕輪厚介さんからのオファーによって始まった書籍だそうです。
このエピソードを読んだ時に私は震えました。
これまで起業だの新規事業もどんどん推進してきた人生でしたし、サラリーマン時代には「常識を疑え」という社是の元、日々邁進してきましたが、どこか職域の範囲内に収まってきたのかもしれません。
50歳を超えてひょってきたのかと…編集者が競合他社の代表へオファーを出すなんて、その熱狂ぶりを心から羨ましく思いましたし、自分の殻を再び破らなければならないと強く感じました。
そして、メディアを扱う事業に戻ってきた以上は、普通の実績を出すだけでは面白くないと思いますし、その期待値も高いだろうと推測しています。
まずは絵本や児童書からスタートしますが、映画やアプリ開発にも進出して立体的な展開をしていきたいと思うのです。
これまで、幻冬舎の見城徹さんという人物はドキュメンタリーなどで存じ上げていましたが、切り口が違うので少し見城徹という人物を誤解していたようです。
本書のような肉声に近い、いや、もしかしたら思考の順序として書くことがありきならば、本音に近いメッセージなのかもしれません。
見城徹さんはいつも「苦しくなければ努力じゃない」「憂鬱でなければ仕事じゃない」と口を酸っぱくして言っているそうです。
本書からの引用になります。
こうした持論をお持ちのようです。
対比したいのがキングコングの西野さんです。彼は「好きなことを仕事化する」といっています。この云い分もしっくりくるんですよね。
私は彼らのちょうど間の世代です。見城さんは20歳上で西野さんはちょうど10歳下なので、感性がマイルドに中和しているのかもしれません。
ちなみに755とは、サイバーエージェントグループの株式会社7gogoが提供するスマートフォン向けアプリケーションソフトです。
「堀江貴文氏仮釈放後第一弾プロジェクト」として立ち上げられたもので、参加者がさまざまなテーマで「トーク」を展開し、その「トーク」に対してほかの参加者が「やじうまコメント」)を付けたり、自分のトークに引用したりできる機能を備えています。
ちなみに、サービス名称の「755」とは、堀江が収監されていた長野刑務所での囚人番号に由来しているそうで、堀江さんも出資するなどしてサービスが立ち上げられたそうです。
彼は1972年生まれということで同世代ですから、私の考え方はそこに一番近いのかもしれません。
ところで、見城徹さんは755での交流を通じて、自分なりにつかんできた人生哲学を語って来たそうです。
相手が有名だろうが無名だろうが、755では対等に付き合ってきたそうで、それは見城さんの「濃密な関係を切り結びたい」という考えから来ています。
だからいつも手抜きをせず、自分の時間を割いて755に注力してきたそうで、そういった姿勢って見習わないとなと思いました。
他人から勧められたサービスであっても取り組んだ以上は、本気でアウトプットする。
最近の私には、そういう姿勢が足りなかった気がすると感じました。
そんな見城徹さんの生き方の集積体とのいえる、755に強烈なファンになったのが前述の箕輪さんです。熱狂は熱狂を呼ぶという事実を改めて思い知らされました。
私もそうやって生きてきたはずなのに、「あの狂人が」とも評されて、あながち気分は悪くなかった自分はどこへいってしまったのか。
最初の妻(スペイン人でした)からは「あなたは太陽みたいな人、離れている分には暖かいけど近づくと焦げる」といわれたこともありました。
本書のおかげで、もう一度がむしゃらに働く気になってきました。役に立つ書籍とは「生き様」に共感できるような書籍なんだと思いますね。
それではまたお会いしましょう!
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!