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平成筑豊鉄道 田川線/ 油須原駅


前日
観たかった映画の上映期間に間に合わなかった

代わりに、なんか叶えるか..... と思って
次の日、早朝 始発から 目的地に向かえば
昼位には 帰って来れるだろな

と思って、夜勤前に思い切って 気になっていた
田川の 油須原駅に向かう事にした。

起きたのが 深夜で一時間ほど リアルタイムからズレたラジオを
radikoで聴きながら 洗濯 朝食を準備。

磨りガラスを演出するセロハンの窓の外が 冬の夜の色をして そこに部屋の灯りがオレンジに反射し ぼやけていた

吹きこぼれそうになる鍋の火を止め 出汁の素を回収

お玉に、箸に摘んだ味噌を少しずつ 載せて
熱で撹拌しながら 汁に沈め 溶かす
味が整ってきたら

一口大に、切り分けた 木綿豆腐を入れる。

ひと煮立ち 火を止めて少し 味見
もう少しだけ 味噌を入れ また味見

出来上がった、味噌汁 目玉焼き サラダ 白ご飯を口に運ぶ 血が動き 少しづつ、身体が目を覚ましていく....。

皿を洗って 洗濯を干し 出発準備
鞄に 本、ノート 財布を詰めたら

入口でスマホが無いのに気づく

改めて 休日のニューバランスを履いて
公団の街灯に照らされながら 最寄り駅へ向かった。


5時代の電車に乗り 一度 北九州方面へ移動
西小倉駅で乗り換え

JR日豊線 大分行きに乗車

窓より 少し高めの地平線を 横に移動しながら
色んな人が行き交う

それを寝たり、起きたりしながら うつろうつろ、と見ていた。

その後 行橋駅で
線を乗り換え

平成筑豊鉄道 田川線 直方行に乗車

育ちの町が 近い事もあって
田川かぁ~と思いながら 初めて乗車する
田川線

目的地の油須原に向かうまでの景色が
季節感が濃く反映されそうな景色で 目が潤う。

途中 向かいのシートに座ってた 学生の女の子達がシートに置き忘れた ぬいぐるみを

隣に座ってた 同じ学校の男の子が拾って渡していた

なんか、やさしいな と思った。


途中の通過する様々な駅の駅舎に降りてみたいとウズウズしながら

7時54分

油須原駅に到着。

乗車してきた車両を見送る。


待合室も兼ねてる 壁に沿ったベンチ 時代を感じる特徴でもあり 個人的に、この感じが なんか好きです。
ロープウェイ、好きです。
多分、桜の木 春になると、すごく絵になる景色になると思った。

個人的には 写真でも 伝わらないよさがあって

写真で伝わらない以上 文章にはしてみるけど
それで、伝わるのは文章力 な気もしている

(写真の良さを否定したいわけでもないし、文章から派生する 心象風景を否定したいわけでもないけど 折角なら 来て見てほしいし 駅って、物語を感じる。)


もし、木造の駅舎に興味がある方

一度、行ってみてほしいです。


#フィクション
#油須原駅

#平成筑豊鉄道
#木造建築

#旅

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