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向ようじの作品集    その10

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NOTEで 向ようじ の作品集 その1~10を同時発売中。100円で全て読もうと思うと1万3千円もかかりますが、マガジンなら 13話も入って300円で済みます。全作品揃えたとして…
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記事一覧

タクシードライバー

俺はその日の深夜も車を忙しく走らせていた。俺はタクシードライバー。このタクシーの運転手という仕事を始めたのも、なりたくてなった訳ではなく、自分は運転免許証を持っていて、手軽で稼げる仕事は何かないかと探している時にたまたま目に止まったのがタクシーのドライバーだったからだ。始めた頃は慣れない道にメチャクチャ戸惑っていたが、一年も経つとすっかり道にも慣れて卒なく仕事をこなせるようになっていた。その雨の日の深夜も俺は国道沿いに忙しく車を走らせていた。すると雨の中だというのに、傘もささ

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snsを見ることを辞めた人の話 と   目が出なかった役者がデビューできた話

僕は高校生で學校から帰ってもTVなんかは一切見ずにSNSばかり見ている。今日も学校から帰ってからすぐにスマートフォンを取り出してSNSを見ていた。しかしある時期からものすごく精神が不安定になり始めた。 このラインより上のエリアが無料で表示されます。

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乞食と金持ちの成すましの話 第7話

一方、セバスチャンはデビットについて新聞配達の道順を覚え、一カ月もたつとそつなく仕事をこなせるようになっていた。働く中で彼は初めてお金の有難みというものを感じた.

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乞食と金持ちの成すましの話 第8話

第8話  もし僕が今家に帰ったとしたらどうなるだろうか。また以前と同じように習い事ずけで外に自由に出ることもできないような生活を強いられるのだろうか?それは絶対に嫌だ。然し彼はこの親元を離れて暮らす暮らしに一抹の不安を感じるようになっていた。

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乞食と金持ちの成すましの話 第9話

第9話  一方セバスチャンはいつしか親のことが懐かしくてたまらなくなり、いつしか元の家に戻りたいと感じるようになっていた。

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乞食と金持ちの成すましの話 第10話

第10話  二人の姿を見た両親は開いた口が塞がらないといった様子だった。親でさえも見分けがつかぬ程に彼らはそっくりだった。

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タイムカプセルの話  第1話

俺の名前は木村祐一。今年で20歳になる大学生だ。ある日の夕方、親友で幼馴染の松林から電話があった。「裕一、覚えているか?タイムカプセルのこと。確か俺達が6年生の時に俺たちが20歳になったら必ず掘り起こそうと埋めたやつだよ。俺達もうう20歳だし、今月には成人式だってある。」そういえば僕たちが6年生の頃に俺たちが20歳になったら掘り起こそうと約束をしてタイムカプセルを埋めた記憶がある。僕は友達にそんな小さい頃の話よく覚えているな。俺なんか言われるまでそんなことすっかり忘れてしまっ

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タイムカプセルの話  第2話

僕は家に帰ってその指輪をさすりながら眺めていた。すると声が聞こえてきた。「今日の夕食何にしようかしら、、。「な、何だこの今日の夕食の献立を気にする声は?紛れもなく僕の母の声だ。 このラインより上のエリアが無料で表示されます。

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タイムカプセルの話   第3話

僕は「凄い指輪を手に入れたものだ。人の心の声が聞けるなんてそうそうないことだぞ。 このラインより上のエリアが無料で表示されます。

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ボクサーの話

俺はボクサーだ。 四年前にボクシングに出会い、毎日トレーニングに励んでいる。 しかし俺には他のボクサーと決定的に違うところがある。 それは俺はボクサーのくせに減量がメチャクチャに苦手なのだ。 一流のボクサーとは普通自分をしぼる減量が得意なものだ。 それなのに俺はボクサーのくせに減量が物凄く苦手なのだ。 俺は昔から大食漢で食べることが大好きなのだ。 だからいつも無駄に食べてしまって全然痩せないのだ。ボクサーのくせにこれは致命的だ。 もし俺が無駄に食べる癖を直して減量が得意だった

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旅館の話

僕は近所の旅館で従業員をしている。幼い頃から近所に旅館があったので、そこへ就職することに決めたのだ。

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アンドロイドの話  第1話

物凄く交通量の多い交差点で幼い子供が一人ボール遊びをしている。その子は母親にパチンコンに連れてこられていて母親に隣の席で待っているように言われたのだが、あまりに退屈なために席を離れて外へ遊びにでてしまった。母親にリーチがかかってしまった故に子供がいなくなったことに母親が気付くことが出来なかったのだ。その小さな赤ん坊に毛が生えた位の子供は不運なことに交差点のど真ん中でボール遊ぶを始めてしまった。しかし信号は今にも変わりそうに渡り切るための音楽もう終盤に差し掛かていた。それを見て

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アンドロイドの話  第2話

第2話 「しかし博士、この世の悪に立ち向かうって実際にどうすれば?」と青年が尋ねると、テレビの中にいくらでも悪い奴がいるだろう。と言ってテレビをつけると、その時銀行強盗に押し入って行員を猟銃で脅す犯人の姿が映し出された。

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未来からの電話

 ある日の日曜日、僕の家に電話がかかって来た。電話の声は全く聞き慣れない声で、言った。今から宝くじの当選番号を言いますからメモして下さい。僕は一体何のことを言っているのか良く分からなかったが、とりあえず言われるままに電話の主が言う番号をメモした。電話の主は必ずこの番号の宝くじを買ってください。今日の午後十二時ジャストに近所のスーパーの宝くじ売り場に行けば買えますから。と言って切れた。僕は何か新手の悪戯かと思ったが、宝くじなんて買っても一枚たった100円だ。もし当たったりしたら

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