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タイムカプセルの話  第1話

俺の名前は木村祐一。今年で20歳になる大学生だ。ある日の夕方、親友で幼馴染の松林から電話があった。「裕一、覚えているか?タイムカプセルのこと。確か俺達が6年生の時に俺たちが20歳になったら必ず掘り起こそうと埋めたやつだよ。俺達もうう20歳だし、今月には成人式だってある。」そういえば僕たちが6年生の頃に俺たちが20歳になったら掘り起こそうと約束をしてタイムカプセルを埋めた記憶がある。僕は友達にそんな小さい頃の話よく覚えているな。俺なんか言われるまでそんなことすっかり忘れてしまっていたよ。」と言った。友人は「俺はずっと覚えていたぞ。タイムカプセルを埋めた事。その中に当時大切にしていた宝物をいっぱい詰めたんだ。今からクラスメイトの皆に電話して回るから、掘り起こしに行こうぜ。」

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