終わりと、有限なエネルギー。
最近「あれは終わったことなのだな」と思う事が、ふと、ある。
寂しい思いをしていた小学生時代は終わった。いじめがつらかった中学生時代は終わった。勉強に捧げた予備校時代は終わった。
講義についていけず逃げ続けていた大学時代は終わった。熱中していた部活動は終わった。初めてできた彼女との時代は終わった。
とにかく、何もかも、うまくいかなかった、迷惑をたくさんかけたフリーター時代は終わった。
もう、あそこには、戻らなくて、いい。
他にも、数限りないたくさんのことを、終わらせてきた。それを実感できるときが、時々ある。
人のエネルギーは有限だという。
私は終わったことを抱え続けていたことで、有限なエネルギーを使っていたのだと思う。
いつのまにか、私は、関東のある街で一人暮らしをするようになり、医療や福祉のお世話になりながら、楽しく生きている。
論理はジャンプするのだけれど、
人にとって「私」は一生縁の切れない友人である。
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