東京で困惑された西日本の方言
こんにちは。
だーはらです。
方言というものは世の中に多くありますが、西日本という広い範囲で使われていて、なおかつ東日本出身の人を混乱させる、そんな方言が存在します。
その方言は
『なおす』
といいます。
前回の記事にて紹介した"あとぜき"のように、聞いたことのない言葉であれば、方言だとすぐにわかります。
しかし、"なおす"という言葉自体はどこでも使われている言葉です。
では、どのように使う方言なのか紹介します。
道具を使用して作業した後に、
『使った道具は"なおして"おいてくださいね』
『これ、"なおして"おきますねー」
などと言われます。
この"なおす"は"直す"ではありません。
この"なおす"は"片付ける"という意味です。
つまり、先ほどの言葉は、
『使った道具は片付けておいてくださいね』
『これ片付けておきますねー』
という意味になります。
この方言を知らない人に言うと、
「壊れてるの?」
と言われてしまいます。
「直しておいてくださいね」と言われると修理依頼だと思いますよね。
実際、東京の職場では何回も
「壊れた?大丈夫?」
と心配されました。
私が東京で一番相手を困惑させてしまった方言だと言えます。
この"なおす"という方言には、使用されるエリアがとても広いという特徴があります。
実際、東京の職場でも西日本出身のスタッフ同士では"なおす"が使われていました。
西日本という広い範囲で使われているため、方言という認識が薄く、日常会話でついつい出てしまいます。
これから関東など東日本で働く予定の西日本出身の方は、この“なおす“が方言であることを知っておくと、相手を困惑させることなく過ごせると思います。
もし使って相手が困惑してしまった時は、話のネタが一つできたと考え、コミュニケーションきっかけに使ってください。
いずれにせよ、この“なおす“が方言であることを理解しておくことが大切だと思います。
私は、方言というものはその土地の文化として根付いているものであり、引っ越しによって無理に変えてしまったりするものではないと考えています。
しかし、その言葉によって相手を困惑させてしまったり、話している相手を不快にしてしまう場合もあります。
そのため、自分が普段話している言葉の中に、どのような方言があるのかを知っておくとともに、引っ越した先の方言にも興味を持つことが、その土地で生活していくために大切なことだと思っています。
あなたがこれまでの生活で出会ってきた言葉や、これから出会う言葉を、大切にしてくださいね。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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