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リアル・オンラインで人と仲良くなるための心理(5)

初頭効果 プライマシー効果 人と仲良くなるには、やっぱり「あいさつ」

◎基本は気持ちよい挨拶
人は外見的なイメージから強く印象を形成する。
身だしなみは前提として、心理的に重要なのは「あいさつ」である。
あいさつが生む好印象は、「初頭効果」として残り、あなたの印象を上げる。「自分からする」「立ち止まってお辞儀する」「はっきりと発音する」。この㍛に注意しながらやってみる。
礼節を尽くすことは相手を大事にするというメッセージ。
あいさつのメリット→爽やかな性格、誠実、信頼感、内面も評価信用される。相手を尊重する、小さく喜ばせる。人に好かれるための基本、間接的にも自分の心を磨く。
初頭効果・・・人は最初に見たものの印象を継続してもつ傾向があり、なかなか消えない強い印象となる。人は出会って数秒から10秒以内の極めて短い時間で人の印象を作ってしまう。別名「プライマシー効果」という。

☆コミュニケーションフィジカル 視線の行方が、人との仲を決める

◎視線は相手の「目」、少なくとも「顔」へ
コミュニケーションを苦手とする人の中には、人の目を見ることができない人がいる。恥ずかしさや、人から悪い評価をされることへの怯え、緊張がより高まるのを避けようとする気持ちから。
また、目は「興味のセンサー」という認識もされる。リアルな会話をしている時には視線を大きく外さないほうがよい。

◎「手の動き」は楽しさ、「足の向き」は興味
手は首からおなか、左右の肩という四角形の中で、動かすと魅力的に感じることが多くある。楽しさ、ワクワクはこうした手の動きで表現しやすい。
気を付けたいのは足の向き。相手ではない方を向いていると?自分に興味がないと無意識に思われてしまう。足の先は相手に向ける。
フィジカルコミュニケーション・・・身体を使ったコミュニケーション。グータッチなどの身体的コミュニケーションから、しぐさ、振る舞いなどの身体を使ったコミュニケーションなど広い意味でも使う。離れた位置での会話では、このフィジカルコミュニケーションの重要性が上がる。

☆ミラーリング オンラインで仲良くなるための「ミラーリング」

◎わかりにくいをわかりやすく
オンラインでは相手に考えていることが伝わりにくいので「しっかりと反応をする」「リアクションを大きくする」ことが大切。
人は自分が話しているのがよかったのか、悪かったのかいつも不安だからそうしたリアクションで取り除いてくれる人を好む。

◎親近感を生む「相手のマネ」
相手の発言や行動をマネする「ミラーリング」という心理テクニックがある。無意識に親近感を抱きやすく心を開いてくれやすくなる。
まずは相手のしぐさをマネする。腕を組んだら腕を組む。頭をかいたら頭をかく、同じタイミングで笑うなどの行動を繰り返す。
慣れてきたら話すスピードに合わせてみる。
ミラーリング・・・相手の言動はしぐさを鏡に映したかのごとくマネすることにより、相手に好意をもってもらう心理テクニック。人は自分と似たものや似た行動に対して無意識に好意をもつという性質(類似性の法則)がある。

☆ランチョンテクニック オンラインでも使える「ランチョンテクニック」

◎オンライン打ち合わせで食べるのもあり
相手と親密になる方法の一つに「ランチョンテクニック」がある。
食事をしながら頼み事をすると相手が断りにくくなる。
夕食やお昼直前の打ち合わせなど、相手が空腹と想定される時間帯には、何かを依頼するような案件は避けたほうが無難。

◎オンライン飲み会を断るコツ
一方、大勢で集まるオンライン飲み会を苦手とする人がいる。
プライベートが侵食される感じがして嫌だと思う人もいる。
友人なら「仕事関係のミーティングがある」とし、職場からの誘いならば「家族がリモートワーク中なので騒げない」という理由も使えるかもしれない。
角の立ちにくい断り方
1.仕事関係のミーティングがある
2.子供や家族の調子が悪い
3.家族がリモート中で騒げない
4.ネット環境が不安定
5.近所からのクレームで夜は話せない
6.忙しくて気持ちがオフライン
ランチョンテクニック→被験者に食事をしながら政治的意見を語り、そのあとに参加者に自分の意見について聞いたところ、食事をする前よりも後のほうが好意的な意見をもつ人が多い事がわかった。食事が同意率に影響を与えた。

☆ピグマリオン効果 人と仲良くなる第四の法則「ほめる」

◎ほめると人は心を開きやすくなる
自分の長所を見つけてほめてくれる人は、自分にとって心地よさを提供してくれる人。最近の人は自尊感情が低く、自分をほめてくれる言葉に敏感。
「自分のことを理解してくれている」と感じ、よき理解者だと感じる。

◎さらに人はほめると伸びる
部下や後輩を育てるときにも役立つ。
基本的には叱り続けるより「ほめて育てる」ことが良い結果をもたらすことが多くある。
期待を込めて相手をほめると、ほめられた相手はよりがんばろうとして、伸びていく。これを心理学では「ピグマリオン効果」と呼んでいる。ほめることは関係の強化にも役立ち、さらに人を伸ばすためにも使える。

☆ほめ方 上手にほめたい「ほめテク」講座

◎4つのほめ方ポイント
1. すぐにほめない、二回目からほめる
2. 小さいことからほめる、どんどんほめる
3. 具体的にほめる、漠然としたものより細かくほめる
4. 否定されたら「いえいえ」と再度ほめる
ほめている言葉が真実だと伝わりやすく、相手はとても嬉しくなる。ほめ言葉は押しが肝心。

◎ほめ方の応用ポイント
注意してほしい点
依存してしまう人もいる。ほめられたいが為に、自分の意志でなく、人にほめられるように行動してしまう。
ほめる側としては、自分の感情をプラスして伝えたいところ。
たとえば、頼んだ資料がよくできていたとしたら?「よくやった」とほめるよりも、「この資料があれば他のチームも喜ぶ、ありがとう」と影響と自分の感情を伝えたいところ。
感謝されたという気持ちもモチベーションアップにとても役立つ。

☆ゲインロス効果 ウインザー効果 さらに嬉しい「ほめ方」がある

◎他人を介してほめる
直接誰かをほめるのではなく、第三者を経由して伝える方法。
直接言われるとお世辞や取り入りの可能性を疑うこともあるが、第三者に話していたということは、本当にそう思っていると感じるから。
これを「ウインザー効果」という。
逆にいえば悪口もまた伝わってしまう。

◎けなしてからほめるテクニック
「ほめる」「けなす」の順番によって受ける側の印象が大きく異なる。
それによると「けなしてからほめる」がもっとも印象がよく、最悪なのは「ほめてからけなす」=「ゲインロス効果」という。
「ツンデレ」はこのゲインロス効果であり、最終的に相手のことがとても気になってしまう。

☆類似性の法則 単純接触効果 相手との距離を縮める心理①

◎信頼度10%→30%
焦っていきなりプライベートな質問や質問攻めはよくない。
基本的には職場なら仕事の話し、サークルならサークルの話、その場所の話をしたり、「単純接触効果」を使って信頼度を上げていく段階。

◎信頼度30%→50%
少し信頼関係が形成されてきたという段階から、次のステップは趣味の話や自分の周りの環境、つまり見えない部分の話をゆっくりとする段階。
人は類似性や共通性を感じると相手に親近感をもち、安心して心を開きやすくなる。「類似性の法則」という。
背景、環境、過去を気にする人も多いが今と未来の話ができると良い。
信頼感の数値化
10% 出会って間もない相手、信頼感はこれから
30% 話が何度かできて、相手がわかってきた
50% 趣味、自分の環境などプライベートなことも話せる
70% 相談し合えるなど信頼関係ができてきている
90% 十分に信頼関係ができている

☆自己開示 相手との距離を縮める心理②

◎信頼度50%→70%
このあたりからはお互いに言いにくい話しなど共有して関係を強固にしていく段階。
自分について話することを「自己開示」という。

◎信頼度70%→90%
さらにここからは一部の信頼関係を築ける人のみが進む信頼度の道で、恋人同士や夫婦関係でもこの先に進めるとは限らない。
むしろ70%で止まってしまうことも珍しくはない。

☆さしすせその法則 共感リアクションマスターになろう

◎うなずく反応は相手にとって嬉しいもの
相手の言葉に反応できるというのは大事な能力。
オンラインでは反応がわかりにくいので、こうしたリアクションをとれることが大切になってくる。
基本的な反応は「うなずく」ことで、大きめのリアクションをすることが大切。

◎笑う、驚く、感心する
相手が面白いこと言ったらしっかり笑う。
コミュニケーションの基本は、情報を伝えるだけでなく、相手をいかに心地よくするかでもある。

※さしすせその法則
さ・・・さすがですね
し・・・知りませんでした
す・・・すごいです
せ・・・センスありますね、責任感がある、誠実です
そ・・・そうなんですか

☆プライミング効果 気分一致効果 肯定語コミュニケーション

◎前向きな言葉で気持ちも前向きに
人はポジティブな表現を心がけようとすると、自然とポジティブな気持ちになる。ネガティブな言葉を受けるとネガティブな気持ちを返したくなる「気分一致効果」が現れる。

◎明るく前向きな人は求められる
「できない」ではなく、「こうしたらできる可能性がある」という前向きな内容にしていく。ポジティブなものを見たり聞いたりすると、ポジティブなものが促進され、このようなことを「プライミング効果」という。
「緊張しないで」→「リラックスして」、「間違わないように」→「正確にやろう」、「心配しないで」→「安心してね」変換してみる。





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