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クリスマス商戦 in 2022

いよいよ世間はクリスマスムードが高まって来ていますね。
クリスマス商戦も本番を迎え、マーケットは盛り上がりを見せる時期です。

この時期と言えば、やはり玩具の需要ではないでしょうか?
クリスマスイブとクリスマス当日が土曜日・日曜日と重なるのは
2016年以来6年ぶり。
12月第4週(12月23日、24日)に玩具の購入が集中することが予想されます。

クリスマスに続いて、お正月もあり、玩具業界は
特に高い関心を集めています。

クリスマス商戦は、言うまでもなく
玩具業界における最大の需要期で、クリスマス商戦と正月商戦で
年間売り上げの約40%を占めるとも言われています。

マーケットの中でも、「SNS流行語大賞2022」にノミネートされた
平成レトロ」という言葉が選ばれたこともあり、
今年はファッションを中心にさまざまな領域で
「懐かしさ」がキーワードの一つになっています。
しかし、ハイテク玩具の需要も高まっています。

20年度からは、小学校でプログラミング学習が
必修化されたことも影響して、ハイテク玩具の需要が
高まっているようです。

プログラミング学習を受けた子供たちが
ハイテク玩具に興味を持つことはもちろんですが
プレゼントをする親や祖父母の世代には、
自分たちが受けたことのないため、教えられない新しい教育を
受けなければならないと考えた時に、出来る限りサポートしたいと
ハイテク玩具を選ぶことは自然な流れなのかもしれません。

それでは、経済全体の傾向はどうでしょうか。
ここ最近は、電気にガス、ガソリンに食料品と
生活のあらゆるものの価格が急上昇し
今後も続いていく事が予測されます。

パンデミック後の世界を見据えると
消費者は、オンラインショップと実店舗との間で
新たなバランスを模索しているようです。
オンラインショップの市場が大きな成長をしていることは
間違いありませんが、実店舗の売上も堅調に推移しています。

しかし、インフレの影響は無視することが出来ません。
経済を取り巻く環境は、決して良いとは言えませんが
それでも小売業界は成長を続けています。
歴史的な観点からすると、記録的なインフレは利益を拡大させる
追い風となってきた事実があります。
しかしながら、インフレの圧力は強く、消費者へ価格転嫁を
正当化することが厳しくなってきていることも事実ではあります。

小売業者や販売者側は利益を確保しながら成長していくには
どうしたら良いか。という事が大きな課題となっています。

昨年は、店舗スタッフが、配送・カスタマーサービス・
オンラインスタイリストなど、その役割を広げた結果、
実店舗がオンラインチャネルの売上に大きな影響を与えました。
実店舗とオンラインストアの両方を構える小売業者は、
急速な成長をすることが期待されます。

オンライン空間とリアルの空間を融合させた買い物体験を提供することで、各チャネルの価値をさらに高めることができるのです。

そして、この時期になると誰もが送りたいと思う
流行のギフトアイテムが登場します。

今年は、メタバースから生まれたNFTの
コレクションアイテムが人気を集めています。
NFTの購入を検討する人は確実に増えており、中でも若者に人気なのが
現実の商品のデジタル版である「デジタルツイン」に魅力を感じています。

しかしながら、NFTの購入というトレンドはまだ、
試験段階と言えるでしょう。
デジタル資産の市場はまだ規模が小さいですが、小売業者や販売者側は
今年の年末商戦で新たなアイデアを試し、
流行を活かしてビジネスの成長へとつなげることが求められます。
NFTのように、他にはない価値をもたらすのであれば
手に入れたいと考える買い物客は確実に存在します。

どのようにして、クリスマス、年末を越え
来年の経済を活性化していくのか期待したい
所です。

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