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リバースモーゲージと終活

先日、とある年配の方(60代)から相談?を受けました。

「ゆうちんさん、マンションを売ってお金を貸してくれるみたいな方法があるみたいなんだけど、どう思う??」

聞いた瞬間、リースバックか、リバースモーゲージかなと思った。
話をよく聞いた見ると、銀行かどこかが仲介するリバースモーゲージの方法だった。

個人的には不動産を利用した金融取引はあまりお勧めしないと思います。
住宅ローンみたいに低金利で物件が買えるならまだしも、老後のお金がないからお金を借りたり、又は売ってリースしてもらったりすることは、そもそも老後生活が破綻しかかっていると思う。

それで私が言った言葉は、
「そこのマンションにどうしても住みたくて、出ていきたくないとか、身内が近くにいるからとか、かなり思い入れの強い気持ちがあればいいですけど、そうじゃないと手数料は高いと思う。」
と答えました。

リースバックだと、買い取る物件価格を相場よりやすく買い取ってリースに出すこともできます。
リバースモーゲージなら、不動産の担保価格を低く下げることによって貸付金を少なくでき、死んだりしたら、物件は不動産屋と銀行に行きます。
自分は取引したことないけど、利用者が不利になるのは間違いないと取引です。要は、取引相手に主導権が握られます。

そこでまた私が言った。
老後資金足らないなら、マンションを売って、小さいアパートに引っ越したらいいじゃないですか?生活のダウンサイジングしてはどうですか??」
「子供も独立して出ていったし、わざわざ3LDKのマンションに住む必要ありますか??」
といった感じだっと思う。
はっきりいって夫婦二人には3LDKの物件は大きすぎると思っています。

老後資金がつきるかもしれないという不安が、そういったスキームに目が行くのではないかと感じました。
30代や40代ならまだしも、60代になると、認知能力が落ちていき適切な判断ができなくなることもあると思います。

良い物件かどうかわかりませんが、金融商品と異なり、現物の不動産は取引価格が大きくなります。だからこそ不利にならないようにしてほしいです。

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