東京植物ログ6
三軒茶屋から歩いて帰った。
昨日は満月の明るい夜で、空の色は黒というより紺色に近くて、新しい芽の黄緑色が一層いきいきと、生命力ほとばしるように目立っていました。しかもとっても暖かくて、歩くのには最適の夜でした。
そして昨日このミカンがぶら下がっているのを見つけたときから、これがあまりに圧倒的だったために、私の観察眼は、より見つけにくいものも見つけられるように少しだけ発達したような感覚があります。満月より明るくマットな質感の、手を伸ばせばぎりぎり届く黄色い実は、まるで飾りのようですが、これは全くもってただの飾りではなく生命の根元であるというところが最高にグッときます。
私は野生の?柑橘類を見つけると取らないと気が済まなくて、それが人の庭でなければ、どうにかして必ず持ち帰っています。こういうミカンは結構みんな味や食感や匂いが違うので、剥いてみるときの楽しみもあるのです。
かなり皮が分厚く、匂いもあまり強くない。まだ剥いてないので、剥いたらまた追記します。
昨日の散歩で見た草たち。
追記
やっと剥きました。かなり酸っぱいけど、レモンよりは食べられる。これを潰して砂糖と油と塩を入れてドレッシングにしたらとてもよかったです。
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