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創作活動について、ここが今の限界だなという感覚。 / 何をインプットして、何を考えてゆくのか。【2024/1/8】


創作活動について、ここが今の限界だなという感覚。


昨年の8月末からストーリー系の動画制作を始めて、noteを書く時間も取らずに、ただひたすらに動画制作に没頭してきた。
この期間にも色々と考えることはあったし、思いついてnoteに書こうとメモしたこともたくさんあったが、動画以外のことは何一つ具現化できていない。

昨年の夏が終わるまではあれほど毎日続けてきたイラストの練習も、動画制作を始めてからは全くしなかった。
始めて書き上げてみた小説の推敲作業も、一秒たりとも向き合わなかった。
この4ヵ月の間は、それほどまでに集中して動画制作に取り組んできた。

最終話までの原稿と録画の作業がおおよそ仕上がり、第一話目となる動画を投稿したのが、先日の12月28日。
初日は650人くらいの人が見てくれて、30くらいの好評価がついた。

第二話目を投稿したのが1月2日。
この日のうちにおよそ800人が見てくれて、40を超える好評価をつけてくれた。

そして第三話目を投稿したのが、1月7日。
つまり昨日である。
今日の夕方に確認したところ、1300人くらいの人が見てくれて、50の好評価がもらえたようだった。

チャンネル登録者でいうと、12月27日に540人少々だったものが、現時点(1月8日)で680人程度となった。
ありがたいことにコメントを書いてくれる人も居る。

時間をかけて仕込んだだけあって、今のところはそれなりに順調だろう。
もちろん、他の成功している方々とは比べるべくもない、小さな小さな成功ではあるが。

今まで投稿してきた動画は、初日の再生回数でいうと100回程度だった。
このままではダメなんだろうと思った。
もっと面白い物を作らなければいけないと思った。
自分の思いついたものを、思い通りに表現して、しかも視聴者にとって面白いものである必要がある。
どうすればいいだろうか。

そう考えて、本を読むようになった。
アニメを見るようになった。
映画も見るようになった。
動画制作のための観点で、テレビドラマやバラエティ番組、お笑い芸人の漫才、コントを見るようになった。
世の中のコンテンツを受動的に受け取らず、自分なりの解釈をつけるようになった。

そうしてじっくりと時間をかけて作り上げたものが、今回の動画となった。
多分に自己満足な評価ではあるが、たしかに今まで積み上げてきたことや、学んできたことを総括したようなものになったような気がしている。
内容はおふざけであったとしても、自分なりに真剣に向き合って作った。

しかし同時に感じるのは、「今の現状の自分では、これ以上のものは作れないかもしれない」という閉塞感でもある。
ここが今の限界だな、という感覚である。
いわゆるYoutuberたちが一日数万~数十万の再生回数を競い合っていることに比べると、ずいぶんと程度の低い限界ではあるが。

今の動画を無事に投稿し終えて、また次の動画を作るにしても、今と同じような内容の同じような動画を、惰性で作り続けることになるのではないか。
少し要素が違うだけで、本質的には同じものを作り続けることになるのではないか。
そこには僕の小銭稼ぎと、視聴者の暇つぶし以上の意味合いは生まれてこないのかもしれない。
僕は別に、そこを到達点にしたいわけではない。
ちなみに言っておくと今の僕はまだ一円も稼げていないし、どこを到達点にしたいのかと問われても、実はそれもまだ分かっていないわけだけれども。

そういえば夏に書き上げた小説も、今思えば「あの小説の何が面白いんだろうか」と思って、今度第二稿にバージョンアップするときには相当に手を加えてやらなければならないんじゃないだろうかと思っている。

何をインプットして、何を考えてゆくのか。


創作活動をする人間にとってのインプットとはなんだろうかと、ふと考えることがあった。
いろいろと思索を巡らしていったなかで得た僕なりの結論としては
「人生の全て」
ということであった。

普段の仕事だってそうだし、こうしてnoteを書いてることだってそうだし、誰かと飲みに行くことだってそうだ。
動画を作ってYoutubeに投稿することだって、アウトプットであると同時にインプットでもある。

ある分野でのアウトプットを作り上げることが、実は別の分野でのインプットとなっている。
小説を書くことで、情景描写や文章表現の幅が以前より広がった。
イラストを練習することで、物事のかたちや質感や、色彩に対するこだわりを感じられるようになった。
仕事もインプットなの?って思う人がいるかもしれないが、もし仕事をちゃんとしていなかったら、動画や小説の中に実体を持った人間を描くことは出来ないんじゃないかというような気もしている。

本やアニメや映画やドラマから見知った情報や論理、あるいは感情や人格が、自分の引き出しの中にしまっていたつもりも無いのに突然現れて、制作していたものに影響を与える時もある。
そうやって、全ての物事は繋がっていく。
これは、曲がりなりにも動画制作を始めてから3年が経ち、鳴かず飛ばすのうちに試行錯誤を続けてきた僕の実感である。

では、昨日の僕の限界を超えるためには、何をすれば良いのか。
何をインプットして、何を考えて行けば良いのか。
希望的観測ではあるが、人生の全てがインプットであるとすれば、こうやって藻掻こうとすること、苦しもうとすることこそが、その始まりであるのかもしれない。
とりあえず、仏教とか哲学の本でも読んでみようかな。


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