4月4日 共感工房

◆ 私が予想していた通りの結果でした。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 非正規労働者8割「賃上げなし」 労組調査、正社員と格差 ⇒ https://www.47news.jp/9146125.html ■

 個人加盟の労働組合が集まって賃上げに取り組む「非正規春闘2023実行委員会」は3日までに、非正規労働者を対象としたアンケートの結果を公表した。約500人のうち9割近くが物価上昇に伴う生活苦を訴え、8割近くが賃上げされず予定もないと回答。

 今春闘で高水準の賃上げが相次ぐ大企業の正社員との待遇格差が際立つ結果となった。

 調査は3月1~7日、インターネットで実施。回答した507人のうち4割以上が大企業に雇われ、約6割は女性。半数以上が時給1200円以下だった。物価上昇で生活が苦しくなったとの回答は「とても」が40.4%、「どちらかと言えば」が48.3%で合わせて9割弱に上った。


◆ まぁ、そんなものだと思います。

 最近、若者などを中心に賃金の高い国に働きに行く人が増えているとか。たとえば、オーストラリアなどは、同じような仕事でも、給料は日本の2倍近いとか。

 もちろん、賃金が高いとその分は物価も高くなる。でも、物価が高くてもそれ以上に賃金が高いなら生活は豊かになる。

 また、近年は、日本で昇給の止まった中高年の技術者などは韓国や中国などの新興国にスカウトされる人が少なくなかったと聞いています。

 中高年が第二の人生としてそんな途を選ぶのは、私は、好ましいと考えています。それが、私の言う“生活文明郷”なのです。(→ 注1)

 でも、若者にまでそんな人が増えるのは具合が悪い。まさに、“人材の流出”のリスクが高まります。[ #人材の流出 ]


◆ “企業は人なり”は、経営の神様と言われていた松下幸之助氏のことばらしい。[ #企業は人なり ]

 つまり、意欲的な人が働いてくれるから、企業は繁栄できるという意味だと思います。

 私も、松下幸之助氏の指摘に同感です。ですが、私は天の邪鬼なので、人材流出とは考えたくない。むしろ、“人材を輸出する”のだと考えています。[ #人材の輸出 ]

 私も、資金にゆとりのある企業が余裕資金を社員の賃金に回すのは大賛成。将来の繁栄のための投資と考えればいい。

 でも、資金的ゆとりのない企業はどうにもなりません。そんな企業をどうするのかは、まさに、政治の責任だと思います。[ #政治の責任 ]

 そんな企業も、本人たちはそれなりにがんばっているのは間違いないからやっかいです。

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●(注1)  “生活文明郷”については、2007.02.24のブログ『生活文明郷-ビジョン』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2TB6JS9 ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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