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フィレンツェの教会4 サンタ・クローチェ聖堂 なーんかすごいの とにかくすごいの

フィレンツェへ2022年11月に行ったときには、いつものサンタ・クローチェ聖堂へも行きました。欧米のいろいろな街の教会へ行ってますが、私はここがいちばんのお気に入り。ここにはミケランジェロやガリレオ・ガリレイ、マッキャヴェッリといった人達のお墓があることで有名ですが、聖堂内部はこれらのお墓だけでなく、床面や全体が醸し出す独特の雰囲気があります。そしてなんといってもジョットをはじめとするフレスコ画。


聖堂前の広場とファザード

聖堂前の広場からのファザード
季節によっては広場は露店で埋まります

聖堂の内部

しずしずと主祭壇へ進みます

聖堂のなかに入ると両側には著名な人のお墓が並ぶ
かなり広い聖堂を奥へ進みます
聖堂の正面はこんな感じ
なんだか圧倒される独特の雰囲気
主祭壇や両側には多くのフレスコ画
これらが1300年代に描かれたものとは思えない

これらのフレスコ画は人々の表情が生き生きしていて、
絵の構成はその時代ってこういう構造物や町だったのか
と思うのです
このときはあちこちで修復中でしたが、
フレスコ画は明るくて生き生きしています
この時代の宗教画でこんなのはないと思う

聖フランチェスコ

フランシスコ会とイエズス会は日本史で戦国時代に宣教師がやってきたと習いますが、こちらのサンタ・クローチェ聖堂はフランシスコ会を創始した聖フランシスコが滞在していた聖堂。聖堂内のフレスコ画にも描かれていて、私はここでみたフレスコ画から聖フランチェスコに興味が湧いて、いつかアッシジやパドヴァへ行ってみたいと思っています。
ちなみに私の地元の仙台では支倉常長の遣欧使節関連資料が国宝指定されていますが、支倉常長に同行した宣教師はフランシスコ会なので、そうした面からもフランシスコ会に興味あるのです。

ジョット作ともいわれるフレスコ画はこのとき修復中
入場チケットは聖堂内の絵をモチーフにした
色々なデザインがありました

私は聖フランチェスコ 大当たり!!!

聖堂の外へ

この聖堂内は色々な礼拝堂の集合体とも云えます。有名人のお墓を含めて小さい、目立たない礼拝堂でも発見があったりします。

聖堂から横の回廊に出ると
かなり古い時代の回廊と装飾
手前も奥も天井のデザイン
いい仕事してます
聖堂の南側面はこんな感じ
元々正面ファザードも長いあいだ
こんな感じだったのだろうと思います

奥の礼拝堂が一番古い建造物らしい

聖堂南側の回廊

回廊はこんな感じ
イタリアにはありますよね、こんな回廊
清涼な気分になれます
南側の回廊から聖堂をのぞむ

ファザード横のダンテ像と東京のイタリア大使館

正面ファザード横にはダンテの像

下はコロナ禍のときに東京のイタリア大使館の前で見掛けた写真。
ん? えっ! これって、としげしげと見たら構図が理解できて、理解できた自分を褒めたい と思っちゃいました。

下の写真はダンテ像横から聖堂前の広場を写したものですね。
見て即、コレ、サンタクローチェの広場じゃん~

聖堂内にはダンテの記念碑があります。

イタリアの守護聖人 聖フランチェスコ自身も滞在して、今はイタリアの栄光のパンテオンと云われるクローチェ聖堂。ここは革製品の聖地?でもあるので聖堂裏の工房で革製品を選ぶのもオススメです。

あー、フィレンツェ。いい街でしょ。
小さいことですが、エスプレッソは中心部よりこのあたり安いです。ここから少し離れるともっと安くなります。まあ、お値段と場所代が比例してるんですが、街歩きして疲れたらフラッとエスプレッソ飲んで、また歩く。このあたりらしい楽しくおいしいルーティーンです。

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