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無職THEニート記憶に残る過去の恋⑥

皆様、お疲れ様です!無職THEニートです!

Rちゃんの連絡先を聞いた私は、少し緊張しながらも彼女に連絡をした

T「久しぶり!Tだけど、Rちゃん元気にしてた?」

しばらくしてRちゃんから返信が来た

Rちゃん「Tくん久しぶり!私は元気だったよ!Tくんこそ元気だった?」

T「俺も元気だったよ!Rちゃん元気そうで良かった!そっちの生活はどう?」

Rちゃん「色々大変だけど、毎日めっちゃ充実してるよ!Tくんは学生生活どう?」

T「俺?俺は相変わらずの灰色デイズかなぁ~(笑)」

Rちゃん「灰色デイズって!(笑)これからを変えていけばいいんだよ!(笑)」

T「Rちゃんはキラキラしてるなぁ~俺もキラキラしたいわ!」

Rちゃん「私の知ってるTくんはキラキラしてるよ!いつも何事にも全力で困った人を放っておけなくてさ!私にはヒーローに見えてたよ!」

T「褒め過ぎだよ!そんな凄い人間ではないから!てか、地元には帰ってきたりしてるの?」

Rちゃん「私は事実を述べてるだけだよ~!地元にはあんま帰ってないかな~何もなければお盆と正月は帰ったりしてるかな!」

T「その事実は認められません!(笑)たまには帰ってきてるんだね!」

Rちゃん「年に一回くらいだけど!今度の夏休み地元帰るよ!」

T「マジで!?帰ってくんの!?」

Rちゃん「帰るよ!もし、Tくん暇だったら久しぶりに会う?」

T「もちろん!僕はいつでも暇なんで、予定会わせます!」

Rちゃん「ホント?てか普段から僕とか言ってたっけ?(笑)嬉しい!そしたら、予定決まったらまた教えるね!」

T「ありがとう!僕はいつでも君からの連絡待ってるぜ!(笑)」

こんな感じで、夏休みに会うことになった!

会う日程が決まった後も、普通にちょこちょこ連絡は取り、会っていなかった間の学生生活とかの話をしていた気がする

そして、大学は夏休みに入り、遂にRちゃんと会う日が来た…

私は楽しみな反面、久しぶりすぎて少し緊張するという相変わらずのダサさ…

待ち合わせは、いつものお互いの中間地点の駅に待ち合わせ

私は、いつものように、彼女より早く着き、彼女に連絡をする

T「とりあえず、地下鉄着いたよ!」

Rちゃん「私も間もなく着くよ!」

数分後、何年か前の記憶が戻ってくる

降りてきた瞬間にわかった

とんでもなく綺麗で輝いている女性だったからだ

Rちゃん「うわぁ~久しぶり!」

T「久しぶりだね!ちょっと痩せた?」

Rちゃん「少しダイエットしたからね!」

T「元々ふとってなかったのに!(笑)でも、美人に磨きかかったね!」

Rちゃん「あら!お口が上手いこと!そうやって女の子くどいてんのかなぁ~?」

T「いやいや、俺は灰色デイズって言ったでしょ!綺麗な人に綺麗っていうのは普通でしょ!」

Rちゃん「Tくんだって昔よりカッコよくなったよね!正直モテるでしょ?」

T「有難きお言葉ですが、全然出会いが無いもんで…(T_T)」

Rちゃん「うちの大学居たら絶対モテるよ!私が保証します!」

T「編入しようかな!偏差値的に無理だけど!(笑)」

Rちゃん「てかいい加減話過ぎだから移動しないとだね!(笑)」

T「そうだね!もう一本地下鉄逃してるもんね!」

Rちゃん「よし!行こう!!今日どこ行く?」

T「とりあえずお昼いこっか!オススメありますので!」

Rちゃん「そうなんだ!楽しみ!」

そして私たちは中心街にあるお店の前に着く

Rちゃん「ここって、もしかして…昔行ったハンバーグ屋さんだよね!!」

T「そうだよ!こういうところの方がいいかなぁ~って!」

Rちゃん「さすがだね!よくわかってらっしゃる!(笑)」

T「でしょ?(笑)俺もあの時以来だなぁ~」

Rちゃん「そうなんだ!そしたら思い出の味食べますか!」

T「行こう行こう!」

私たちは思い出の味を楽しみながら、近況報告したり、昔話をしたり、他愛のない話をしたりしていた

そしてご飯を食べ、中心街で街ブラし、久しぶりのRちゃんが一言

Rちゃん「なんか、この街もさびれたね…」

T「えっ!いやまぁそっちに比べればどこも微妙じゃないかな?」

Rちゃん「昔の方が活気あった気がするよ」

T「そうか~俺はいつも見慣れてるから気付かないんだね」

一瞬、私は都会かぶれか?と思って少しだけ残念な気持ちになった

きっとそんなふうに思って言ってはいないんだろうけど…

そうこうしているうちに、夕方~夜くらいの時間になり、夜どうするってなり、お互い成人なので、飲みに行こうという話になり、繁華街へ

そして、若干お洒落な居酒屋に入り、二人でとりあえずのビールを頼む

T「Rちゃんはお酒とか結構飲むの?」

Rちゃん「私はあんまり強くないからそこまで飲まないよ!Tくんは?」

T「俺はちょいちょい友達と飲みに行くよ!」

Rちゃん「そうなんだ!てか、話しておかないといけないことがあるんだけど…」

T「え?何?」

Rちゃん「実は、最近彼氏できたんだよね」

T「そうなんだ!良かったじゃん!でも、彼氏いるなら、無理に会わなくてもよかったのに」

Rちゃん「絶対そう言うと思ってたから、言うか迷ってたんだけど…」

T「気遣わせて悪かったね!まぁもう今日会ってるわけだし、別に変なことすることも無いから、古い友人にあっただけだよ!(笑)」

Rちゃん「そうだよね!ありがとう!」

T「いやいや、こちらこそ気遣ってくれてありがとね!」

Rちゃん「Tくんは昔から変わらないね!自分より相手本位なところ」

T「そんなことないよ!自分にとって大切な人には誰だってそうなるって!」

Rちゃん「結構自分勝手な人多いよ!きっと心に余裕が無いんだと思う…私もそうだし」

T「Rちゃんは相手本位の人だよ!今日だって色々気遣ってくれてるし!」

Rちゃん「Tくんみたいにできてるかな?」

T「俺よりよっぽどだよ!これは事実を述べているので、反論はダメです!」

Rちゃん「ありがとう!そんなこと言うのTくんくらいだよ」

T「嬉しいけど、照れるから勘弁して~!」

Rちゃん「そういうところは変わらないね!いつまでもその純粋さを忘れないでね!」

T「純粋かはわからんけど、たぶん変わらないよ!」

Rちゃん「安心しました!TくんにはいつまでもそのままのTくんでいてほしいから」

そんな感じで初の飲み会は終わり、繁華街からRちゃんの実家までタクシーで送ることになった

タクシーの中でも私達は色々お互いの事を話していた

Rちゃんの家の近くになってきたところで、私たちの会話を聞いてたタクシー運転手の言葉が今でもすごく覚えている

タクシー運転手「今色々話聞いてたけど、彼女さん(Rちゃんのこと)こんな優しい彼氏なかなかいないよ!」

Rちゃん話を合わせ「そうですね!いつも感謝してますよ!」

タクシー運転手「こうやって、待っててくれる、迎えに来てくれるそんな人いないから手放したらダメだよ!」

Rちゃん「わかりました!」

T「そんなことないですよ!僕はまだまだ未熟ですから!」

タクシー運転手「彼氏さんも、こんな美人で優しい彼女なんだから距離に負けずに頑張るんだよ!」

T「あっはい!精一杯頑張ります!」

そんなこんなでRちゃんの家の前に着いた!

タクシー運転手「今日はとても素敵な若いカップルに会ったから、百単位の料金はいいや!」

T・Rちゃん「いいんですか!?」

タクシー運転手「いいから!あと、雨降ってるからこの傘使って!」

T・Rちゃん「傘まで!申し訳ないです!」

タクシー運転手「おじさんにはこんなことしか出来ないけど、二人から幸せを分けてもらったから、そのお礼だよ!」

T・Rちゃん「恐縮です!有難く使わせて頂きます!」

タクシー運転手「気にしないで!じゃあお幸せに~!」

タクシーは僕たちを降ろして行ってしまった

私はそのままタクシーで家帰ろうと思ったが、タクシー運転手の勢いで降りてしまった

Rちゃん「流れでTくん降りたけど大丈夫?」

T「うん、あの流れで次は僕の家までとは言えないよね!(笑)」

Rちゃん「確かに!私達カップルだったしね!でも、運転手さんめっちゃ素敵なこと言ってたよね!」

T「そうだね!素敵な運転手だったね!」

Rちゃん「Tくん時間大丈夫なら、もう少しだけ散歩しながら話さない?」

T「俺は全然大丈夫だよ!」

Rちゃん「本当?ありがとう!」

T「全然だよ!」

Rちゃん「さっきの運転手さん言ってたけど、Tくんは距離とか気にする?」

T「俺はあんま気にしないかな!そりゃ寂しいとかはあるけど、相手も自分も人生があって、それぞれのやることがあるから、そこは割り切るしかないかなぁって!」

Rちゃん「大人だね!私はまだまだお子様だから、やっぱり割り切れないかな…」

T「それはそれでいいんだよ!自分の気持ちに素直なことが一番だから!」

Rちゃん「ありがとう!今日はTくんに会えて本当に良かった!」

T「それはこちらこそだよ!地元に帰ってきてる貴重な時間を使ってくれたんだから」

Rちゃん「それはお互い様だよ!また地元帰ってくる時会おうね!それじゃあまたね!」

T「うん!またね!」

私たちの久しぶりの再会は、こんな感じで、昔とあまり変わらずな感じでした

お互い社会人に向かう途中で様々な悩みや事情を抱えているが、一歩一歩着実に進んで行こうとまた思えた一日だった気がします

タクシー運転手の言葉は、私の気持ちを代弁しているようで、すごく恥ずかしかったのを覚えています

とりあえず、次回、若かりし無職THEニートRちゃんに会いに行くの巻

乞うご期待!

楽しみにしてくださっている方、更新遅くなって本当に申し訳ありませんでした…

では、失礼致します








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