習字(4)

画像1 習字(4A):「早朝白帝城をたつ」:(280x230):李白のスピード感あふれる詩。「朝彩雲めぐる白帝城を辞し、千里先の江陵に一日でかえる。両岸の猿声がつきないままに、軽い舟はつらなる山々を過ぎる。」
画像2 習字(4B):ちょっと書き直してみた。今のところ、最初に書いた習字(2)の良さを越えられない。微妙な崩し加減が再現できない。「ヘタウマ」の境地には程遠い。ほんと書は一回性のものだ。即興性のうらに膨大な練習と反古があるのだろう。普通よりかなりゆっくり書くので、詩を読むスピードと書くスピードが完全にずれてきて、書道本来の身体運動の再現というダイナミズムとは逆の「活字化」「デザイン化」に当然陥ってしまう。

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