「わかりやすい」方へ
私がnoteに記事を投稿し始めてから1週間が経った。幸いにも毎日更新し続けられている。この1週間の間に投稿した記事を読み返していると、全体的に堅苦しい文章だと思った。私はもともと日常会話でも説明口調で堅苦しく話す傾向がある。そういう癖がブログでも反映されてしまっったのだろうか。
さて、前にも話したかもしれないが私は現在児童漫画家志望者である。漫画のジャンルは少年漫画や女性漫画、青年漫画と数多くあるが、児童漫画はその中でも読みやすさ・分かりやすさが他のジャンルの漫画よりも重視されている。なぜなら、主な読者の対象が字や漫画を読み慣れていない10歳前後までの児童だからだ。
私は児童向けの漫画を描く時はなるべく分かりやすいような漫画を描くようにしている。コマ割りはシンプルにして、セリフは最低限にして、キャラクターを少なく、話の構図を単純明快にさせる。過去に児童漫画の新人賞に投稿した時にはその点については評価を受けていた。
けれども、それはあくまで児童漫画を描くときに意識していることであり、私が趣味の二次創作などで漫画を描く時は必ずしも児童漫画のような分かりやすさになるわけではない。漫画なので見やすさは重視するが、セリフの量や登場するキャラの数は児童漫画を描く時よりも多い。私は児童漫画を描くときは、あくまでも児童漫画と割り切って描くようにしている。仕事として描くようになるならば、むしろその方が良いとさえ思っている。
さて、文章を書く場合はどうだろうか。このブログを始めてから1週間は、割と自分の思うがままに書いていた気がする。私は抽象的なことを考えるのが好きだ。その抽象的なことを言葉にしてブログに書こうとすると、どうしても伝える情報の量が多くなってしまう。そのため、難しめの語彙を使うことが多くなり、その語彙を補うための文章を作るようにした結果、全体的に堅苦しい文章になってしまったと思っている。さらに言えば、私はブログを書く時に読者層をあまり考えていなかった。金儲けではなく趣味でやるのだから最初は自由に書けばいいと考えていたし、そのことが間違っているわけではないと思う。けれども、多くの人に伝えたいというよりは、「わかる人にわかってもらえれば良い」という姿勢がいくらかあったのかもしれない。そうなるとブログの記事は文章として成立しても独りよがりな内容になってしまうのだろう。対象読者のことを考えて文章を書くという、いわゆる一つのマーケティングはお金稼ぎが目的でなくても必要な場面があるということだ。
それでは、これからブログをどう書いていくか。私は児童漫画家家を目指している。ゆくゆくは子どもたちにも私のブログを見てもらいたいと考えている。だからもっと分かりやすい文章でこのブログを書こうと思っている。私が本当に書きたい文体とは異なるけれども、児童漫画を描く時と同じように割り切った気持ちで望んでいきたい。割り切るといっても別に嫌と言うわけではないのだから。