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認知症と見当識障害へのやさしいケアって?

こんにちは、このブログでも何回か出ましたが、今日は見当識障害についてのケアをお話しますね。


認知症は見当識障害の一つを引き起こすことがあります。

見当識障害というのは、時間、場所、人の3つがわからなくなることです。

これらが障害されると患者さんは混乱することがあり、そんな時には柔らかなケアが必要です。


ここでは、具体的なケア方法を例を交えてご紹介しましょう。



1. 時間について
例: 患者さんが「今は何時ですか?」と尋ねた場合

ケア方法:
「今は午後の2時半ですよ。」と時間を教えながら、できるだけ具体的に答えましょう。

また、デジタル時計や大きな数字が表示された時計を用意すると、時間を理解しやすくなります。

よくカレンダーや時計を持ってきてもらいましょう!というのは、この見当識の補助をしたいからなんです。


2. 場所について
例: 患者さんが病院内で迷子になった場合

ケア方法:
「ここは◇◇病院です。あなたは今、安全な場所にいます。」と言葉で場所を説明し、

看護師ステーションや休憩室のような特定の場所を示すことが役立ちます。

また、明るいサインや矢印を配置することで、患者さんが迷わないようにサポートしましょう。

例えば、昼のレクで作った折り紙を病室の前に貼り付けて目印に!なども良いですね!



3. 人物について
例: 患者さんが自分を知らない人物だと思ってしまう場合

ケア方法:
「私はあなたの看護師、◇◇です。あなたは病院にいますが、心配しないでください。

私たちはあなたのことを大切にしています。」

とまずは自己紹介し、優しさと安心感を伝えましょう。

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