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最新刊『世界は五反田から始まった』7月発売です!

みなさんこんにちは。スタッフの野口です。「ゲンロンの楽屋から」、本日は出版関連のお知らせです。

ゲンロンの最新刊、星野博美さんによる『世界は五反田から始まった』が、いよいよ来月発売になります!
7月20日頃から全国の書店さまで発売予定ですが、ゲンロンショップではサイン本&送料無料のキャンペーンを受付中。さらに、「ゲンロン・シラス関連本コーナー」を設置いただいているブックファースト五反田店さんでは7月12日から先行発売を実施します🎉

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編集部が息も絶え絶えに校了のツイートをしたのがおよそ1週間前。さらに、まさに昨日まで白焼きの校正にももう一度目を通し、最後の最後まで少しでもいいものになるよう、力を注いできました。

著者の星野博美さんは『旅ごころはリュートに乗って』(平凡社)『転がる香港に苔は生えない』、『コンニャク屋漂流記』(文藝春秋)など、これまでもさまざまな書籍を出版され、大宅壮一ノンフィクション大賞、読売文学賞 随筆・紀行賞なども受賞されている、戸越銀座生まれのノンフィクション作家。
『世界は五反田から始まった』は、星野さんの個人史を通して、現代の五反田と第二次世界大戦前後の町工場の景色が重なり合う……いい意味で、いままでのゲンロンのイメージにはなかったであろう一冊です。

帯文に載せた「いつかここが焼け野原になったら、何が何でも戻ってきて、杭を打とう。」という一説は、幼き日の星野さんがお祖父さんから受け取った教え。五反田、そして品川区の歴史と記憶や記録の問題が交差しながら、お話は進んでいきます。それは決して「五反田」だけにとどまらない、けれど「五反田」からでなければ描かれなかった話だな、とゲラを拝読しながら感じています。
実はおよそ3年前からゲンロンの月刊で発行する電子雑誌『ゲンロンβ』で連載をスタート。一部はWebサイト『ゲンロンα』でも掲載されていますが、弓指寛治さんの挿画、さらに名久井直子さんによる装丁も相まって、「もの」としても素敵な、出来上がってくるのが大変楽しみな一冊になりました。

ゲンロンの地元でもある「五反田」の名前を冠したこの本を一人でも多くの方に手に取っていただけるよう、さまざまな企画が進行中です。これから何度かに分けて、本書の内容をご紹介していけたら、と考えています。
どうぞお楽しみに!

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