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学問のミライ#0 出演後記――國安孝具さんの場合

先月開催された「学問のミライ」のプレイベント、「ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみた」。登壇したのはゲンロンで働く大学院生たち。2月11日から始まる教養講座「ゲンロン・セミナー」、そして2月24日から始まる若手研究者を応援する連続イベント「学問のミライ」の企画を中心的に進めてくれているゲンロンで働く大学院生チームのメンバーたちです。
今後、聞き手としての活躍も期待される大学院生チーム。はじめてのイベント登壇となった1月の放送について、それぞれに感想を聞いてた出演後記の第4弾をお届けします。これまで公開してきた、住本さん植田さん青山さんの出演後記も、未読の方はあわせてご覧ください。

ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみた」は、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です!

アーカイブで全編をご覧になるにはこちら!

学問のミライ#0 出演後記――國安孝具さんの場合

國安孝具(くにやす たかとも)
1990年、茨城県生まれ。東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系、博士課程に在籍。
工業大学から人文学の世界に迷いこむ。カフェで働いたり、オフィスで編集したりしています。
(ゲンロンでは肩身のせまい)犬派。

今回話を聞いたのは、登壇メンバー唯一の理系、國安さん。今回出演したメンバーの中では一番の古株でもあります。普段は編集に、イベントスタッフにとさまざまな仕事をこなす國安さん。初登壇の感想は……?

Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら?

75点です(ほかのメンバーの採点に目配せしながら)。

Q2.放送中には言えなかったけど、実は……みたいなことってありますか?

犬派です! あとそうだ。2月7日の焼き物イベント*の宣伝も不完全燃焼なのでした。なぜいま焼き物がアツいのか。最近、柳宗悦の本を読んだのですが、彼の「民藝」の発明にはじつは深い宗教性が……とか書いていると長くなってしまうのですが、さらにいうと『欲望のオブジェ』という本によればですね、「デザイナー」の起源にも陶磁器産業の近代化が関係していて……とにかく、いま焼き物はアツいのです。焼き物だけに。

*2月7日の焼き物イベントの発案は國安さんなのです。会場観覧チケットもまだまだ受付中!

Q3.コメント欄で参加された視聴者の方に伝えたいことはありますか?

観客のイメージをはっきりつかめるか。これが壇上でうまく話せるかを左右する気がします。今回、みなさまのコメントのおかげで、だいぶ観客の顔がイメージできるようになりました。ありがとうございます!

Q4.今回の放送を、これからアーカイブでご覧になる方に向けて、見どころを教えてください!

酔ってきた住本さんがぼくの椅子の背もたれに腕をまわしはじめて、親密な雰囲気が漂いはじめるところです。冗談です。

Q5.いよいよ始まる「ゲンロン・セミナー」と「学問のミライ」に向けて一言!

フロアスタッフとしてゲンロンカフェに長くいて実感するのは、会場に来たら倍速にもできないし、とにかく話を聞くしかないという「受動性」が、自分で考える時間をもつという意味で大事だということです。東さんの無茶振りにより、いきなり今回のイベントをやることになった我々の「受動性」のように。



ゲンロン・セミナーは第1期のテーマとして「1000分で『遊び』学」をかかげ、いよいよ2月11日(土)14:00~からスタートします!第1回のゲストは東京⼤学⼤学院⼈⽂社会系研究科准教授の古田徹也先生です。

ゲンロン・セミナーはシラスでの配信はもちろん、会場観覧も受付中。個別のチケットに加え、全6回分がセットになったお得な通し券も発売中です!みなさん、会場で、あるいは配信でお会いしましょう!

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「ゲンロン・セミナー」第1期「1000分で『遊び』学」の特設ページでは、詳しい内容の紹介や聞き手による事前レポートも公開しています!受講のおともに、ぜひご覧ください。

明日はいよいよ最終回。11日の「ゲンロン・セミナー」第1回の聞き手も務める栁田さんの出演後記をお届けします!どうぞお楽しみに。

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