マガジンのカバー画像

ゲンロンカフェイベント情報

33
ゲンロンカフェで開催されるイベントや、関連情報に関する記事をまとめたマガジンです!
運営しているクリエイター

記事一覧

その数100本!――ゲンロンの今年開催したイベント2023

今年も残すところあと2日、みなさんいかがお過ごしでしょうか。ゲンロンの野口です。ゲンロンカフェでは本日14時から2023年最後のイベント、「さやわか式☆ベストハンドレッド2023」が開催されます!年末恒例となった本シリーズ。あらゆるコンテンツを網羅するさやわかさんが、完全な私情に基づいて選び抜いた100個をひたすら紹介し続けます。今年はどんなランキングになるのか。どうぞご期待ください。当日券も販売あり。また配信でもご覧いただけます。 さて、2023年のゲンロンカフェからのイ

AI時代のイベントレポート──川上量生×松尾豊×東浩紀「知性とはなにか」イベントレポート

2023年6月25日、ゲンロンカフェにて新たな企画がスタートしました。 2025年4月に開学予定のZEN大学(仮称)(設置構想中)と株式会社ゲンロンが共同で運営する新公開講座の第1弾です。 登壇者は、ZEN大学の仕掛け人である川上量生、東京大学教授でAI研究の第一人者である松尾豊、ゲンロン創業者の東浩紀です。テーマは「知性とはなにか──AI時代の人文学」です。 まず、川上はZEN大学の目的や設立の思いについて話しました。要点はふたつ。大学入試をめぐる問題をバイパスするこ

学問のミライ#0 出演後記――國安孝具さんの場合

「ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみた」は、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です! アーカイブで全編をご覧になるにはこちら! 学問のミライ#0 出演後記――國安孝具さんの場合Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら? 75点です(ほかのメンバーの採点に目配せしながら)。 Q2.放送中には言えなかったけど、実は……みたいなことってありますか? 犬派です! あとそうだ。2月7日の焼き物イベント*の宣伝も不完全燃焼なのでした。なぜいま焼き

学問のミライ#0 出演後記――栁田詩織さんの場合

「ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみた」は、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です! アーカイブで全編をご覧になるにはこちら! 学問のミライ#0 出演後記――栁田詩織さんの場合Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら? 高得点がつけられるとしたら、それはご関心を持って聞いてくださる観客のみなさんのおかげです。(という、本のあとがきでよく見る言い回しを言ってみたかった) Q2.放送中には言えなかったけど、実は……みたいなことってありますか

学問のミライ#0 出演後記――青山俊之さんの場合

ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみたは、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です! アーカイブで全編をご覧になるにはこちら! 学問のミライ#0 出演後記――青山俊之さんの場合今回の出演後記はアーカイブコメントもたくさん入れてくれている青山さん。いろいろ話し足りないことがあったそうで…… Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら? あくまで自分に対して、終わった直後は30点、再視聴後は45点……かな。イベント自体は全体としてたぶん合格点の7

学問のミライ#0 出演後記――植田将暉さんの場合

ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみたは、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です! アーカイブで全編をご覧になるにはこちら! 学問のミライ#0 出演後記――植田将暉さんの場合Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら? 90点。(残り10点は次回以降のために) Q2.放送中には言えなかったけど、実は……みたいなことってありますか? 本当は「日本の思想誌年表」のようなものを用意しておくつもりでした。雑誌と出版社や大学、学会などの成立史はかな

11年目のスタートはジャンルも数も盛りだくさん。2月のゲンロンカフェイベント情報

先日2月1日、ゲンロンカフェはついに開業10周年を迎えました!ここまでつづいてきたのも、ご出演いただいたみなさま、そして観客の皆さまのおかげです。 昨晩は東と上田による特別放送も行われました。実は改装中のゲンロンカフェ入り口から始まって、壁中のサインを振り返るいつもと違った番組になっています。まだご覧になっていないかたはぜひ。 そして、今日から次の10年に向けてスタートです。2月のゲンロンカフェのイベントは、カルチャーから音楽、焼き物、AI、哲学……とジャンルも、そして数も

学問のミライ#0 出演後記――住本賢一さんの場合

ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみたは、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です! アーカイブで全編をご覧になるにはこちら! 学問のミライ#0 出演後記――住本賢一さんの場合Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら? 80点! Q2.放送中には言えなかったけど、実は……みたいなことってありますか? イベントの流れでうまく組み込めませんでしたが、個人的なプランとしては、『現代思想』の中井久夫特集(2022年12月臨時増刊号)にあった大澤真

10周年イヤーのはじまり!1月のゲンロンカフェイベント情報

あけましておめでとうございます!ゲンロンスタッフの野口です。新しい年の始まり、みなさんいかがお過ごしでしょうか。いつもの盛り場がすこし静かになっていたりするのも、それはそれで風情があってよいですよね(いつもの飲み屋さんに、はやく営業再開してほしい気持ちもあったりなかったり……)。 さて、2023年のゲンロンカフェは開業10周年のメモリアルイヤー。3月には10周年の記念展示を含む「ゲンロン友の会第13期総会」が行われますが、1月も音楽ライブ&トークのイベント行われたり、新しい

君たちは2023年をどう生きるか?――12月後半のゲンロンカフェをまとめました!

ども!ゲンロンの青山俊之です。2022年、今年はロシアのウクライナ侵攻、安倍元首相銃撃事件をはじめ、歴史的にも大きな出来事が起こりました。コロナ禍も去っているとは言い難い状況、加えて世界情勢と連動したインフレと円安。あいも変わらず先行きの見えなさにどことない停滞感や不安が続いているように思います。 ぼんやりとした不安ですが、とはいえ、それはいわば気分だということもまた事実。どことない気分をつくる空気をことばにし、気持ちを整える。ゲンロンカフェで交わされるトークはそんな小さな

沈む世界に住まうこと、あるいは『天気の子』から「不穏な熱帯』まで──12月8日開催!里見龍樹×篠原雅武「〈人新世〉はどこへゆく?」イベント“直前”レポート

ちょうど最近、新海誠監督の『天気の子』を見返していた。祈りによって晴天をもたらす少女と、異常気象の続く東京、そして水没する街……。同時代の問題として、自然災害や気候変動があきらかに強く意識されたこの映画は、その終わりごろに、ひとつのキーワードを忍び込ませていた。主人公が手にとった一冊のパンフレット。そこには「アントロポセン」と書かれている。 人新世=anthropocene。『天気の子』が公開された2019年頃、日本でもこの言葉がさかんに耳にされるようになっていた。 〈人新

あなたの1票で決まる!年末年始は「シラスざんまい2022-2023」#シラス #シラスざんまい

こんにちは、ゲンロンスタッフの野口です。唐突ですが、みなさん、ご存知ですか。私は気づいていませんでした。こないだ行きつけの飲み屋で「年末年始どうするの!?」と言われたその瞬間まで。 そう、もう12月なんです。月日の流れがあっという間なほど、去年の今頃は何してたっけな~なんて思い出すのですが、今回はその「去年の今頃」に爆誕したキャンペーン、「シラスざんまい」に関するご案内です! 盛りだくさんのアーカイブが魅力の「ゲンロン完全中継チャンネル」ですが……さて、先日シラスの「ゲン

『ゲンロン13』刊行記念イベントほか、11月後半のカフェイベントをまとめました!

こんにちは! ゲンロンのアルバイトスタッフの青山俊之です。11月4日、ついに批評誌『ゲンロン13』が刊行されました。11月後半は『ゲンロン13』の刊行記念イベントほか、サラリーマンに、博物学の知をテーマとしたものなど、充実したラインナップとなっています。 どれも一押しのイベントですが、どれか1つ、と言われれば「ウクライナ侵攻後、ロシアはどこへむかうのか──愛国と反体制のはざまで」(乗松亨平 × 平松潤奈 × 松下隆志 × 上田洋子)を推します。『ゲンロン13』所収の小特集「

人々がめぐらす想像の明暗を考える、11月前半のカフェイベントをまとめました!

こんにちは! ゲンロンのアルバイトスタッフの青山俊之です。文章が読まれない時代となっていると感じる今日この頃。それはサブスクをはじめとしたビジネスモデルによるメディアコンテンツの飽和というよりも、人々のことばがますます信頼できなくなっている、どことない閉塞感が生み出している現象のような気もします。先日行われた、 安達真×桂大介×東浩紀「シラスはウェブのなにをやりなおすのか──エンジニアが語る開発の舞台裏2」を視聴しながらそんなことをぼんやりと考えていました。 いやはや、のっ