ADHDの薬全種飲んだ

わたしは大人になってからADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断を受けた、いわゆる「大人の発達障害」というやつなのですが、「そもそも発達障害とは?」のような発達障害を解説する記事は数あれど、実際に診断を受けたあとどのように自分の障害と向き合っているかを当事者目線でまとめた文章はまだまだ少ないなと思ったので、悩む誰かのためになればと、勇気を出して発信していくことにしました。

今回はADHDの治療薬についてです。

ADHDは脳の前頭葉という部分に発達の偏りがあることが原因で起こると言われています。

でこの前頭葉に発達の偏りがあるとどうなるか?というと

神経伝達物質であるドーパミンの働きがうまくいかない。

といったことが起こるそうです。

ドーパミンはやる気感情理性記憶など人間が活動していく上で非常に重要な役割をもちます。

その重要な役割をもつドーパミンがうまく働かないせいで、日常生活にあらゆる困難が発生してしまうのです。

発達障害であるADHDは病気ではないので、完治はしません。

しかし、ADHD特有の生きづらさや困りごとはある程度薬で和らげることができます。

そして発達障害当事者のわたくしも、もちろんお医者さんの判断のもとでいろいろな薬を試しまして、

なーんだかんだでADHD用の薬を全種類飲む結果になってしまったので、その時の思考の変化や副作用について実体験を交えまくりながら解説していこうと思います。

①インチュニブ

まず一番最初に試した薬がインチュニブというお薬でした。

これは2017年3月に認可がおりたという比較的新しめのお薬らしいのですが、

特に多動性と衝動性に対する効果が期待できるお薬みたいです。

私はADHDの特徴である多動、衝動、それから不注意3つ全ての特徴をもつ混合型っていうタイプなのですが、どちらかというと多動、衝動の方が強いのでまずこれから試しました。

で、どう変化したかなんですけれども

「まじでしぬほど眠い」

という副作用が出まくりました。

寝ても寝ても体がしんどい。

薬を飲んだ次の日の朝も意識は起きてるけども体が重すぎて起きれない
ってくらい眠く、飲まない日の方が圧倒的に調子がよかったのでやめました。

②ストラテラ

次に試したのが、「ストラテラ」です。

いまはジェネリックのお薬も出ていて、ちょっとお値段安めのお薬ですね。

わたしもジェネリックの「アトモキセチン」とかいう名前の薬を処方されました。

これも試したんですけど、

やっぱりめちゃくちゃ眠くて。

普段は仕事をしているんですけど、仕事にならんのですよ。

あと爆裂喉が乾く。なぜかはわからないんですけど、喉が乾いて乾いて仕方がなかったです。

ADHDであることが判明した時もまあまあショックだったんですけど、

薬ひとつでこんなに体が変わってしまうという事実がすごく怖くなってしまいました。

それに体がしんどすぎて仕事が全くできない。

おかげで自己肯定感は爆下りです。

結論この薬も合いませんでした。

③コンサータ

そしてついにADHDの薬、3種類目が「コンサータ」という薬。

こちらがADHD向けの薬の中で最も即効性がある、といわれていて、
少し強めなお薬なので処方されるのに患者登録が必要な薬になります。

まあコンサータだけじゃなくて、どんな薬も使い方を間違えば毒にもなりますよね。

もうこの薬を処方される頃にはメンタルクリニックを初めて受診してから4ヶ月くらい経過していまして、「インチュニブ」「ストラテラ」以外にも結構いろんな薬を試してきたので、もう正直薬飲むの嫌だなーって気持ちがつよつよに表れていました。

次はどんな副作用が出るんだろう?という不安と

それでも薬を上手く使って困難を乗り越えたいという気持ちが五分五分。

これで無理やったらもう諦めよう。くらいに考えてたんですけど、

結論から言うとこのコンサータという薬はなかなかわたしに合いまして

今もこの薬を毎日飲んでます。

コンサータを飲むとどうなるか

コンサータでどのような変化があったかというと、

まずわたしは日常生活においてありとあらゆる音が頭の中に入ってきてしまうという困難を抱えていました。

ずっとこの状態が全てのひとが感じる感覚で、これが普通だと思っていたのですが、

普通のひとは耳では全ての音をキャッチするものの、脳が自動的に欲しい情報を取捨選択しているようです。

わたしの場合、例えば友達と一緒にカフェに行くと

・隣のテーブルの会話
・コーヒーマシンの音
・店内BGM
・店員さんの雑談
などなどなどなど

全ての音という音がどばーーーーっと脳に流れてくるので

友達が何を言っているのかちゃんと聞き取れません。

それが普通だったのですが、コンサータを飲むようになってからだいぶマシになった気がします。

それからたったいま何をしていたのかもすっぽすっぽ忘れて、かつ忘れてしまう度に毎回えげつない自己嫌悪に陥ってたんですけど、

そのすっぽすっぽ忘れてしまうのも若干薄くなりました。

メガネをかけてるひとはわかりやすいかなとおもうのですが、生まれてはじめてメガネかけた時とかびっくりしませんでしたかね?

うわ〜世界は本来こういう形だったのか〜!!!!!!!!
みたいな

コンサータを初めて飲んだ時全く同じことを感じました。

合う薬が見つかってよかったです。

もちろん万能薬ではないので、まだまだADHDの特性に苦しむこともありますが、わたしの話が悩みを抱える誰かの役にたてばいいなと思っています。

質問などあればお気軽にコメントくださいね!

それではまたお会いしましょう。ばいび。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
4
スマホゲーム業界で働きつつマーケティング支援の副業をしています。ゆるふわな漫画も描く。