【初心者必見】 フリーランスのイラストレーター・漫画家になるには？失敗しないための3STEPを解説！

Release：2022/04/24　Update：2022/06/28

はじめまして。イラスト・漫画を描いて生計を立てている元帥といいます。

本書を読んでいるみなさんの多くが「イラストレーターになりたいけどどうしたらいいかわからない」と思っていたり、「漫画家として食べていきたいけど不安」と感じている人だと思います。「わからない」って不安ですよね。僕がフリーランスとしてイラスト・漫画を描いて食べていこうと決めたときも同じように不安でした。しかし、試行錯誤をしながら努力を続けたところ、絵を描くだけで食べていけるようになりました。
自分の経験が同じ不安を抱えている人たちの役に少しでも立てばいいなと思い、フリーランスとして稼げるようになるまでの3STEPを解説します。また、過去の自分に向けて、ロードマップも作成しました。ぜひ参考にしてください。
読んでいる段階で100%理解できなくてもよいので、一通り読み終えたら、すぐに行動に移してください。その行動こそが絵を描いて稼げるようになるための第一歩となります。

本書では、「イラストレーター」・「漫画家」のことを総称して「絵師」と記載し、「イラスト」・「漫画」を総称して「絵」と表現します。自分に合った読み方に適宜読み替えてください。

1. フリーランスとして働くということ

一例として、僕がフリーランスとして働く理由からお話しします。「上司や先輩などの煩わしい人間関係を持ちたくなかった」「期限などの時間に追われることが嫌だった」「満員電車に乗りたくなかった」ために、就職という選択肢はなく、フリーランスという働き方を選択しました。そのため、僕は専門学校に通ったのち、雇われの身となることなく、フリーランスとして働いています。持論ですが、すべての人がフリーランスになる必要はないと思います。多様な働き方の中で、フリーランスとして働くことが合っている人もいれば、会社員として働くことが幸せに繋がる人もいます。

ここで、フリーランスのメリット・デメリット、向いている人・向いていない人についてお話しします。次の説明を踏まえたうえで、フリーランスとして働くのか、それ以外の道を探すべきか考えるとよいでしょう。フリーランスとして働くことを決められたのであれば、これからは仲間です。一緒に頑張っていきましょう。

1.1 フリーランスのメリット

フリーランスとして働くうえでのメリットをまとめました。

• 自由な働き方ができる(仕事内容・時間・場所等を自分で決めれる)

• 会社員と比較して収入を増やしやすい

• 人間関係のストレスから解放される

• 休日を自由に設定できる

• 定年がない

• 満員電車から解放される

1.2 フリーランスのデメリット

フリーランスとして働くうえでのデメリットを以下にまとめました。メリットだけで働き方を決めるのではなく、デメリットも考慮しましょう。

• 収入が不安定になる(本書で対策を解説します)

• 仕事探しが難しい(本書で対策を解説します)

• 事務仕事も自分で行う必要がある(確定申告など)

• 有給休暇等の定まった休みはない

• 日本では社会的信用度が低い

• 社会保険料が全額負担

• 孤独になりがち

1.3 フリーランスに向いている人・向いていない人

フリーランスへの向き・不向きを考える上で、次の2点が重要です。

第一に、上記で挙げたメリットがデメリットより大きく感じる人がフリーランスは向いています。例えば、会社員であればとにかく月曜日から金曜日まで過ごせば休みがもらえますが、フリーランスには定まった休みがありません。裏を返せば、モチベーションが低い時に休み、モチベーションが高い時に働くといった効率のよい時間の使い方もできます。これをメリットと思えるか、デメリットと感じるかは人それぞれだと思います。フリーランスという働き方は、自分にとってメリットの方が大きいのか、デメリットの方が大きいのかよく考えてみてください。

第二に、主体的に動ける人がフリーランスに向いています。例えば、会社員であれば主に会社から仕事が与えられますが、フリーランスでは「〇〇してみよう」「〇〇すると稼げるのではないか」と自分で考えて動けなければ収入が発生・増加しにくいです。フリーランスとして働きたいのであれば、主体的に動けるか考えてみてください。

フリーランスとして働きたいけど、自分は受動的だから向いていないのかなと思う人もいるかもしれません。本当にフリーランスとして働きたいという意思があれば、やっていくことは可能です。稼ぐスキルについては本書で解説しますので、ぜひ参考にしてください。

2. Step① 技術を磨こう