箕輪講演っk21

講演会を主催するまで(後編)

初投稿の結果を受け、ただ宣伝するだけでは不十分だと考えた僕は何をしたらウケがいいのか手探りしながら、自分にとっては実験のような投稿を日々続けていると多くの気づきがあった。

もちろん投稿するにあたり、開催する場所日時の情報を載せるだけでは人を引きつけるには不十分だった。

じゃあどうすればいいのか。

今回の講演のターゲットである「起業したい」「転職したい」と考える人たちを狙い、そうした人たちにこの情報が届くようハッシュタグの数を増やし、同時に内容を変えていった。

また投稿をしていくうちに、投稿する時間も工夫する必要があると気がついた。はじめは12時や17時頃など、自分がスマホを使うランダムな時間に投稿していたが、一般的に人々がスマホを触るのが多い時間帯を意識して投稿するようにした。

このように、色々な施策を加えては変えてを繰り返した投稿を
毎日行なっていたが成果は出ず、
参加したいと希望した人数はこの段階ではゼロ

このままでは本当に参加者の集まらないまま終わってしまうと思った。

成果の出ない期間を過ごしている中で、幾つか気付くことがあったが、ひとつ大切なのは、もっと周りを巻き込むということ。

拡散をSNSに頼りきっていたことが、変えていくべき点であると気が付いた。

直接人に会い、伝えることが必要だ。
応援してくれる人を自分の足で増やそうと思った。

オフラインのイベントを見つけては参加し、そこで会った人に自分の熱意と状況を説明した。

結果、更に多くの人に自分の主催する講演会を認知してもらうことができ、拡散の協力や応援をしてくれる人が増えていったことを実感した。

多くの人を巻き込んだ分、
なんとしてもこの講演会を成功させなくてはいけない
という使命感と責任感が掻き立てられた。

1月22日までこのような施策をとったが、
その時点で申込者は2名

僕にとって非常に危機的状況だった。

こんなにやってもだめか.....
と思い、講演会の延期依頼すら本気で考えた。

しかし、一度決めたことだ。まだ何かしなくてはいけないと思った僕は、
もっと地道に泥臭く行動することを決意した。

そこで僕が行ったこと(結果として最も効果的だった方法)は、
ひたすらDMを送ることだ。

ターゲットにしていた人たちや、Twitterで『死ぬこと以外かすり傷』や「箕輪厚介」とサーチをして出てきた人にDMを送り続けた。

1日100人以上。

送る毎に少しずつ文章を変えながら。
約1週間、これを続けた。
DMを1日100人以上に送ることを最初はとても苦痛に感じた。
DMの送信作業に1日費やしても、返信が来るのはせいぜい3~5通のみ。

しかし、ここで諦めてしまっては参加者2名の講演会になってしまう。

そんな講演会なんか絶対にしたくない!

このときも負けず嫌いな性格が良い方向に向き、めげずに送り続けることができた。

DMを使って直接1人の人に届けていくこの作業からは、今までの投稿作業とは違った手応えを感じた。

直接DMを送ることが有効的な集客手段だと気が付いてからは、この作業に最も力を注いだ。

そして、この地道な作業が、結果として定員6人分の高額チケットを売り切ることを成功させた。

このように集客の手段として実験的に様々な工夫をしてきたが、

何が何でも目標達成させるという強い意志。
達成できるまで動き続ける行動力。

という成功するためには当たり前のことかもしれないが
改めて重要であると感じた。



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