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第20回レバレッジリーディング読書会に参加しました

オンライン上で毎月開催されている「レバレッジリーディング読書会」に参加しました。今回も参加レポートを書いてみようと思います。

読書会の概要

この読書会では、月に10冊以上の本を読んでいる方が集まって、先月に読んだ本のうち、ベスト本を紹介しあいます。濃い読書体験をしている方が集まっており、自分の知らない本を知り、知的な刺激をたくさん受けることができるので、非常に楽しく参加させてもらっています。

主催者の方による読書会の開催レポートはこちら。


紹介した本

今回、私は「QRコードの奇跡」という本を紹介しました。

この本はQRコードの開発秘話です。QRコードがどんな経緯で開発され、そして世界標準となるまでの過程が語られています。各種のWEBサービスや、「〇〇ペイ」系の決済サービスなど、身近で利用されるQRコードに込められた工夫が伝わってくる一冊です。

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こちらの記事でも詳しくご紹介しましたので、良ければご覧ください。

気になった本

主催者の方がベスト本についてのレポートを書いてくださっているので、ここでは読書会のフリートークの時間で話題になった本について書きたいと思います。

・円城塔「これはペンです」

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中学英語の教科書にのっていそうなフレーズのタイトルに興味をひかれ、思わず「これ、どんな本なんですか?」と質問してしまいました。内容としては、「論文を自動生成するプログラム」と「論文が自動生成された物か否かを判定するプログラム」を開発した叔父から姪への手紙を軸とした小説だそうです。円城塔作品特有の実験的な構成らしく、紹介者の方は「これを小説と読んでいいのかどうかもわからない」と評していました。その捉えどころのなさも含めて興味をそそられた一冊です。

・のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録

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こちらはタイトル通り、福島第一原発の20キロ圏内に取り残された動物たちの様子を写真で伝える一冊だそうです。震災と原発事故に関しては、人的な被害ばかりに目が行っていましたが、人間が避難してしまったことで、それまで人間に飼育されていた犬や猫や、牧場の牛たちにどんな影響があったのか、生々しい内容も含めて写真で伝えている、とのことです。自分がつい最近、福島第一原発の作業員さんが書いた原発周辺の記録を読んだこともあり、震災当時の様子を思い出しながら聞きました。

まとめ

興味をひかれる本を知れただけではなく、アマゾンの「この本を読んだ人は~」機能がもたらす偶然の出会いなど、本の選び方に関する話もできて、話していて非常に楽しかったです。

前回のレポートでも書いていましたが、今の環境下で、オンラインでしゃべり倒せる場は非常にありがたいものだなぁと感じます。参加された皆様、ありがとうございました。


最後までお読み頂きありがとうございました!