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生理(月経)への違和感#2_慢性的な貧血

生理の違和感、ありませんか?

思い返せば私はたくさんありました。

ここではどんな違和感を自分が感じていたか、なぜ婦人科を受診してこなかったのかを書いていきたいと思います。

常に貧血

私は中学生のころから、健康診断でたびたび貧血にひっかかっていた。

初めて引っかかったのは中学1年生のころ。軽度だったので気にする程度ではないと保健室の先生に言われた。

次は高校生(たぶん2年生くらい)のころ。

ここで初めてクリニック(内科)へ行った。

鉄欠乏性貧血とのことで、鉄剤を処方された。初めての処方だったけど、何のために飲むのかとか、どれくらいの期間飲むのか等は説明されなかった。

貧血(以降貧血=鉄欠乏性貧血とします)であることに自覚症状がなかったので、日常生活に支障を感じておらず、また、まだ高校生だったこともあり、薬を飲むことの意味が感じられなかった(薬を飲んで改善した実感もなかった)ため途中で通院も薬を飲むこともやめてしまった。

大学生でもおなじことを繰り返し、貧血はもう自分の体質だと思い込んでいた。

Hb(ヘモグロビン)値 8g/dl

MAX悪かったのは、社会人4~5年目(26~27歳)ごろ。

数値はうろ覚えですが、Hb値8、Ht(ヘマクリット)値も基準値から大きく外れていました。

※日本臨床検査専門医会「赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット」の検査について[ラボ NO.414(2013.7.発行)より]引用

健康診断で甲状腺肥大(子供のころからたびたび指摘を受けるが正常値)の指摘を受けたので、久々にクリニックを受診したところ、甲状腺よりも貧血のほうが悪かったようでした。(結局甲状腺は異常なし)

血液検査を再度行い、結果を見た医師が「歩くだけでもしんどそう(笑)」と言ったのが印象的でした。

自分としては貧血はいつものことなので「え?そうですか?いつもと変わりありませんけど」という感じでケロっとしていた。

そう、それが落とし穴(笑)

わかる人がみたら笑っちゃうくらいしんどい数値なのです。

貧血は徐々に悪化するので、気づきにくい

実はこのころ、貧血とは結びついていなかったけど自覚症状がありました。

駅の階段が駆け上れない!

階段の中腹で息切れしてしまい、いったん足が止まるんです。

仕事がものすごく忙しくて運動もしていなかったので、「ついに体力が落ちた!!」なんて思っていました。

鉄剤をしっかり飲んで症状が改善したころ、特に運動していたわけでもないのに階段を駆け上がれるようになり、そこでようやく「貧血の症状が出ていた」と気づいたのでした。あぁ・・・

あと、貧血が改善して気づいたことは「血液の濃さ」。

“ジブンテキニアタリマエ”すぎて気づかなかったけど、指を切った時の出血も経血もピンク色。水っぽい感じでした。

数値が正常値になって、血液の濃さにびっくりしたのを覚えています。。

ちなみにもうちょっと治療が遅ければ入院の可能性もありました。

数値としてはHb値6g/dlくらい。基準値の約半分ですね。

鉄剤での治療

この時の治療では、医師がしっかりと血液検査の値の意味と、どれくらいの期間の治療が必要なのか明確に説明してくれました。

体内の鉄が不足すると、まず貯蔵鉄(肝臓や脾臓、骨髄などに蓄えられている鉄)が減ってきます。この時点では、貧血のない鉄欠乏の状態とのこと。

さらに鉄が減ってくるとヘモグロビンがつくられなくなって貧血になります。

つまり私は血液中のHbも、貯蔵鉄もないカラカラの状況。

「貯蔵を増やしていくのにも時間がかかるから、治療は6か月くらいかかるよ」とわかりやすく説明してくれました。

納得感があったので、この時はきちんと鉄剤を飲み続けられ、やがて改善していきました。

根本的に治したい!

薬に頼るのは対処療法でしかないとずっと感じており、根本的に治すにはどうしたらよいか?と考えました。

なぜなら、結局2~3年するとまた貧血を再発するからです。

結局食生活の改善しかないとその当時は考え、血のもととなるたんぱく質をたくさん取るようにしました。

食事だけではとりきれないので、植物性のプロテインも併せて取り入れました。

体質改善なのでそう簡単に効果は出ませんでしたが、体に摂りいれるものを意識してからHbの数値は改善し12g/dl程度で安定していました。

それまではよくて11g/dl程度だったので、食事の大切さを実感しました。

貧血の原因は月経による出血

医師からそういわれたわけではありませんが、月経過多が貧血の原因だったと思います。いつ子宮内膜症を発症していたのかはわかりませんが、月経過多の要因だとも思います。

現に、子宮内膜症となりジエノゲストを服用するようになってから、貧血はありません。プロテインを日常的に飲む生活ではなくなっていますが、数値は体質改善をしていた時よりも良いです。

結局、出ていくスピードが速すぎて、体内で作る速度が追い付いていなかった(笑)

今だから笑えますが、慢性的な貧血は妊娠へも影響するようです。

貧血を改善してようやく赤ちゃんを迎え入れる準備ができるんだなって思いました。

慢性的な鉄欠乏性貧血がある場合は婦人科へ

女性の鉄欠乏性貧血が月経によるものであるケースは多いそうです。

私のように婦人科の疾患が原因とは限りませんが、何度治療してもまた貧血になるようなら疑いを持ってもいいのでは?と思います。

これも「違和感」のひとつとして、誰かの気づきになればいいな。

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