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【詩】夏を忘れて

乾燥した
レモングラスを絞り

窒息するくらい
香りに浸る

夏の匂いをかき消して
香りに解けていきながら

満員電車を避け
しとしと
しとしと
しとしとと
鈍い雨の中を歩いて帰る

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