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GO OUT生誕に寄せて

今年から、私の農場で収穫した二条大麦を使ったビールが世に出まわるようになりました。これまでのいきさつを書いておりますので、お時間ある方は読んでいただければ幸いです。

大学時代に留学先のスウェーデンでラガー・ピルスナー以外のビールがあることを知り、その後クラフトビールにハマりました。その後、東京での会社員生活の中でウィスキーにもハマり、酒を造りたい!と思うようになりましたが、

・ウィスキーにしろビールにしろ、醸造するには修業がいる

・醸造所を作り醸造家を雇うにしても多額の金額がかかる(のちにこれについては意外と問題ないことがわかるがなかなかハードルが高い)

という理由から自分でビールを作ることは断念しました。しかし、見方を変えれば「原料になる二条大麦をビール会社に提供してオリジナルのビールを作ることはできるのでは?」と考えるに至ったのです。

これは、

・私の両親が専業の畑作農家であり、土地の利用が容易ではないかと考えたこと

・小麦の栽培をしているため、多くの機械を大麦栽培に転用できること

ということが理由でした。


東京生活を終えて、地元である北海道十勝・豊頃町に戻った私は両親に相談し、二条大麦の栽培を提案しました。前年まで栽培していた大根をやめることもあり、約4反(40a)での栽培をすることになりました。これが2019年の冬のことです。

2019年の大麦栽培初年度は、収穫量が約1.5トンと想定以上の収穫が出来ました。今年は麦が倒れてしまった影響もあり、あまり収穫高が見込めなさそうです。(写真:昨年の収穫風景)

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この収穫した二条大麦は現在いくつかの醸造所に販売させていただいていますが、多くが樽の商品になるので瓶はこの「GO OUT」が初めての商品です。澄川麦酒醸造所の畠山さん、齋藤さん本当にありがとうございました。ネーミングのGO OUTは某雑誌とは一切関係なく笑、STAY HOMEという単語にウンザリしたので対義語的な感じで名付けました。もちろん3密避けて屋外出ましょうね。笑

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醸造の経緯はこちらのnoteで詳しく書かれていますので、気になる方は是非こちらをチェックしてください。

自分のビールが形になるというのは本当にうれしいですね!また、自分がお酒を買う時にやっていた、「ジャケットにビビッと来たら買ってみる」といういわゆる”ジャケ買い”したくなるビールを作れるようにこれからも頑張りたいと思います。ぜひご賞味いただければと思います。
ちなみに現在酒販免許取得中のため、こちらでの販売はもう少し先になりそうです。決まり次第またお知らせします!

最後に、今後の活動の支えになればと思いますので、サポートしてくださる方がいましたら大変うれしいです!



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