謙遜は美徳だが、乱用は厳禁 ②~相手の感性を否定することになる~
前回のまとめ
謙遜文化で、人々は本音を覆い隠し、ウソに対してウソで返すという不毛な会話に時間を費やしています。
誰かから褒められたとき、脊髄反射で謙遜し続けていると、素直な心がどんどん失われてしまいます。
素直な心というのは、周りの人に対してはもちろんのこと、自分自身に対しても同じことです。
他人の言葉を素直に受け止められない人は、ハッキリ言うと嫌われます!
前回記事で見たような、"偽りの褒め"を間に受けると、謙遜せんのかい! と、馬鹿を見ることになる時は確かにあります。
ありすぎるので、本当の本気で誰かが褒めてくれた場合、いつものように謙遜を返すと、相手の感性を否定することになるのです。
「〇〇ちゃんって、ホント女子力高いよね〜!」
「え〜全然そんなことないって〜〜」
という、よくあるアレです。
相手の褒めを素直に受け止められないクセが定着しているのです。
もし、相手がせっかく本音で褒めてくれたとしたら、相手に対して失礼ですよね。
相手によっては、失礼どころじゃ済まないかもしれません。
じゃあどうすればいいかというと、
「ありがとう! そんな風に、誰かの良いところを素直に褒められるのが、〇〇の良いところよね!」
と、言ってあげましょう。
もし、相手の褒めが本音ではなかった場合でも、
(本気で褒めてるわけないじゃない! どうせ私なんか、人を素直に褒められない女よ!)
と、自滅するだけでしょう。
もしくはそれを直接言ってくるような相手は、側に置いておくべき友達ではありません。
率直な気持ちを伝え合っていると、自然とお互いとても清浄な心持ちでいられることでしょう。
皆さんも、良い人間関係を!
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