承認欲求をこじらせるとどうなるか
本日の結論:
承認欲求をこじらせると、不幸自慢や被害者妄想をしだします。
承認欲求とは、とかく厄介な感情だったように思われます。
承認欲求には終わりがないという事実を、まず認識すべきです。
そして、他者からの評価に自分の価値観を置いている限り、満たされることは永遠にないということも受け止める必要があります。
抜け出すには、自分で自分の価値を心から認めることです。
他者からの評価軸というと、例えば年収。通貨は普遍的な数値基準ですから、比較がしやすいですよね。
しかし、年収1,000万に到達しても自動的に幸せになることはありません。
年収1,000万を掴むために、働きすぎて健康を損なっているかもしれませんし、モテたかと思ったら金目当ての恋人しか寄って来ないかもしれませんし、スティーブ・ジョブズやカルロス・ゴーンから見れば年収1,000万なんかゴミです。
また、スポーツの例もあります。身体を動かす喜びは確かにいいものですが、順位のつく競技となると、比較が発生してしまいます。
それに囚われすぎると、全国大会や世界大会で優勝するまで満足出来なくなります。
また、そこにたどり着くまでには、生活の全てを競技に捧げる必要があるでしょうし、世界一になっても次は"連覇"という欲求が湧いてくるものです。
こういった努力をできる人、才能のある人はまだいいのですが、それが実現できない人の方が多いと思います。
そういう人の行き着く先、承認欲求をこじらせた結果とは何か?
それは、不幸自慢や被害者になることです。
例えば借金額を競いだすとか、ブラック企業でサービス残業時間を競いだすとか、性奴隷にされた過去を吹聴しまくるとかです。
被害者になることは、全ての能力や徳や運をひっくり返して注目を集めることができる裏技です。
借金が重くて大変なら、少しでも早く借金を減らす努力をすべきです。額を競ったり盛ったりしている場合ではありません。
残業時間も、他人と比べる物ではありませんし、労働基準法に違反するようなレベルであれば是正か転職を検討すべきです。他人の残業時間を聞いて、大したことねぇな😏などと見下している場合ではありません。また、残業しているのが嫌なら、浸っている場合ではありません。自己保身を考えましょう。
また、被害者になるために事実を改ざんしたり捏造するのは論外です。
こうした行動は、特に残業時間自慢などは気が付かずにやってしまう部分もあると思います。
まず、気付くことが一番重要です。
気付いたら、やめましょう。
不幸自慢ばかりしている人に気付いたり、そういう人につられて不幸自慢で張り合ったりしてしまっていることに気付いたら、すぐに離れましょう。
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