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40代からのキャリアシフト


PHP研究所が出している
THE21という雑誌で
40代・50代からのキャリアシフト成功術
と題して
「いきいきとした自分を取り戻そう」
というサブタイトルが書いている雑誌を目に入ったので買ってみたので
その中から気になることをピックアップしてみたい。

というのも
セルフマネジメント3.0を掲げ
特に折り返し世代の40代が
どうやって残りの人生を輝かして生きていくかを
テーマにして追求にしている自分にとってはぴったりのテーマ。

最初の編集長の挨拶では
「60歳=キャリアの終着点」だった時代から変わり
60歳過ぎても働くことが当たり前になり働く期間が長期化する中で

このままのキャリアで最後まで乗り切るのはおそらく難しい
ならば早めに「第2のキャリア」にシフトしておくべきではないか

という人が増えている。
しかし、何をしていいかわからないし、子供の養育費や住宅ローンがある中で失敗は許されず、大きなリスクは取れないという人も多い

だからこそ、今回は第2のキャリアというテーマで
様々なアプローチがあることを知ってほしいという想い
というのを述べていてくれていた。


本書では著名人のキャリアシフトの事例などを紹介していたりして
いかに今=成功や経験を手放して真に望む未来に向けて行動できるか?
というのが存分にヒントがある内容だった。

その中でも特に気になった記事を2つ紹介。

1つ目は
医師・作家である鎌田氏のインタビュー記事。

鎌田氏は
「ミッドライフ・クライシス」
という40~60歳ぐらいまでに起きる
心理的・身体的不調に陥る状況について解説してくれている。

鎌田氏自身も48あの頃にこの状態に見舞われ
パニック障害になったり、数年間苦しかった経験があり
多くの人の健康と生き方を好転させる活動をしている。

ミッドライフ・クライシスに陥る8つの原因として紹介しているのが

①自分の人生の山頂が見えてくる
②病気との闘い
③酒・ギャンブル・不倫などの問題
④下り坂の遠くに死が見え始めている
⑤終わらない自分探し
⑥子供の巣立ちによる「空の巣症候群」
⑦過度なストレスとオーバーワーク
⑧うまくいっていた人がはじめてつまずく

こういったことが原因で心に不調が発症し
非常に苦しむ状態に陥るとのこと。

そんな中で日本人が幸福に生きていくために
最も足りておらず、障害となるものについて
紹介してくれている。

それは「幸福に関わるもの」について
全国2万人にアンケート調査をしたときに
1位が「健康、2位が「いい人間関係」とある中で
3位が「自己決定」というものだった。

そして、鎌田氏はこの3位の
「自己決定」
が日本には一番足りていないと述べていて
なるほどと非常に納得した。

大きな組織に所属している
自己決定がなかなか難しい。
そして小さなころから、自分の意思よりも
他人や周りの顔色をや意見をうかがって生きている日本人には
自己決定していくという機会の少なさと共に難易度も高い。

しかし、自己決定ができていなからこそ
幸福度があがらない、むしろ不幸へと陥りやすく
40代、50代のミッドライフ・クライシスへの陥りやすさの
原因にあると。

そしてその状況を打破するには
①自己決定を意識して選択行動をする
②我慢をしない
③反逆を忘れず周りではなく自分の声に従う

ことであると書いてあり非常に参考になった!

2つ目は上記と連動するが
パーソル総合研究所の小林氏が
日本で「キャリア自律」が難しい本当の理由
と題してまとめてくれた内容が非常に参考になった。

私も組織開発や企業の人材育成に携わる中で
企業のトレンドとして1人1人の
「キャリア自律」
というのは非常によく出てくるキーワードである。

しかし小林氏は
日本でのキャリア自律は難しい
ということを述べている。

そしてその理由を
日本には企業横断的な賃金調整やスキルの維持・獲得機能がないことを
原因にあげている。

より詳しく見ていくと
日本の企業は賃金相場の調整、職業資格、教育制度のすべての機能を
内部で調達してきた「内部労働市場」であり、
キャリア自律を必要としな環境であったことと述べている。

さらには上記の背景から日本は
企業が個人の配属先、仕事内容、賃金を決める体制にあり
キャリアを自分自身で選択するとは真逆の受動的な体制があり
この体制なのに「キャリア自律」を求めても難しいのが実情であるとしているのだ。

この説明は非常に納得性が高かった。

小林氏は、この状況を知ると共に
そうはいっても100%受動的ではなく
おかれた環境で主体性を発揮する中動態的姿勢を
発揮することはでき、最終的な自分のウィルを
示すことができるはずだと述べていた。


上記の2つに関連するのは
自己決定であり、主体的なキャリア選択
が幸福度を高め、いきいき働くうえで非常に重要だということ

自分の人生を自分でマネジメントする。
自分のキャリアを折り返し世代の40代でも
第2のキャリアを作ったり輝かせていくためには
「自分をしっかりと見つめ自分が選択していく」
ことが大切であり、そのためには
忙しい状況でも己を見つめることがすごく大切だと痛感した。

私は現在43歳。
まさに人生折り返し世代のど真ん中。

残りの人生が半分あるとすれば
半分の人生を落ちていく人生ではなく
常にいきいきとした自分でいるためにも
己と向き合い、後悔しない最後を迎える
準備と計画と行動を実行していくことこそが
セルフマネジメント3.0において重要だと再認識した!

自分もこれからの人生をもっともっと輝かせていく!

本日は以上!!!

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