人は変われるのか

最近、村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』という小説を読んでいます。
そこに書いてあったセリフ。

人は自らの欠点を正すことはできないのだ。

今朝知った、The Verveの『Bitter Sweet Symphony』という楽曲。
その曲の歌詞。

I can’t change my mould.

僕は過去の自分から変わろうとして、勉強をしたり、本を読んだり、人に会ったりしています。
あたかも過去の自分を否定するように。

成長と変化がごちゃ混ぜになっている感じ。
過去の自分は良くない、成長した自分は良い。

それって違うのかなぁ？と考えています。
過去の自分もこれからの自分も、自分ということにおいて変わりはない。

そして、過去の自分は変えられない。
過去の自分の延長線上に未来の自分がいる。

過去の自分があるから未来の自分がいる。
それは違うようで違わない。

どちらも同じ自分。
どちらとも上手く付き合ってあげる必要がある。

欠点は無くならないし、自分の根本のところは変えられない。
それを活かしてやっていくしかない。

自分を変えよう変えよう、変えなくちゃ、変えなくちゃ駄目だ、と思っていました。
だけど、少し違うのかなぁと気付き始めています。

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昨日の記事。

経験が今の自分を作っていることは間違いないです。